前提として馬歩の仕込まれた腰や、ペダルを踏むのが得意な内曲がり膝の持ち主が可能な跂能である。
使う筋肉がたいへん偏るので1日で…、九州一周の際の基準である、1日 170km程度の 5分の1…、34km程度までしかまず使うべきでないとする。
そして筋肉の強さというより自転車の特性を活用してスピードを増すので、空気抵抗の増え方から言ってさらにその 3分の1程度に抑えたい。11.3km。
また、自転車の特性の活用の仕方から言って、サドル全面に密着するような座り方はできない。たとえサドル全面に乗っても、多くは触るような接するような乗り方でなければならない。
必然的に短距離用となる。この筋肉をのみ肥大化させたいと思いはするだろうが、自転車の特性を活用している中で全身結局使うので、全身を鍛えることとその走りをすることと、並行してバランスよく進めねばならない。
ほかのペダリング跂能もつかうが、根幹は断然、踏むペダリングである。
垂直成分が偏るので実走行でもローラー台走行でも 11.3km内として数える。
またたとえば、その日に別の、長距離用ペダリングをしたとしたら、比率で考えて減らす。
たとえば長距離用ペダリングを 50km行ったとしたら、これを 15で割って 3.3kmの🚲二天一流を使ったと計算する。その場合、11.3-3.3=8 残り 8kmまでしか使えない。
基準距離を超えて使うとおそらく身体や脳に目立たないものの変調を来し、忘却と親しくなってしまうものと、これは実体験から確からしい話だとわかる。
パワーマックスやワットバイクなどで無理をすれば使えないこともないが、形状から言って端部を破損しかねないので、特殊改造でもしなければできないと思ったほうがいい。
まとめると、短距離用ペダリングは、この日本ではオカネになりやすいようだが、自転車乗り、自転車好きとしてはなかなか切ない現実であった。長距離は別腹、と言いたかったが、どうもそれは叶わぬ夢のようである。その筋肉だけは使わないような特殊改造などをして長距離を行ければ、別腹と言えるかもしれない。うーん…。そのためにはたぶん…、左が明らかに重たい自転車にするべきなんだろう。私としては、これは既に可能な自転車を持っている。実用や趣味になる長距離…普段はそれに乗れということか。
🚲二天一流√5
那向醒案仏