この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
…と、言いたいなら。
著者は着想自体を自分史にのみ求める必要がある。
もしも着想を実在する人物・団体・事件に得ていたのならそれはフィクションではなくメタファーである可能性が否定できない。
いい歳して漫画を頭ごなしに否定するってのは間合いのとり方としては臆病な部類に入るよ。
たとえ自称でフィクションと言われようが、メタファーとして、その向こうに実在の人物・団体・事件があると見抜いてこそ大人でしょ。
その見抜きを幾つもこさえれば、最低限生き抜くための状況証拠にはなっていく。
そのひとたちなりに集めた状況証拠は純文学としてみちゃるべきであって、たとえ純文学作家が短命であろうと長寿であろうと、馬鹿には出来ないってことさ。
その物語はメタファーであり、実在の人物・団体・事件と一部関係がございます。