あのな。
オレは嘘なんか吐いていない。
子供の頃からオレはずっと、
36年以上、下り坂コーナリングで、フリーハブの自転車とはいえ、足を止めたことはない。
それが空回りしないフィクスドではどんなに危険なことか。どんなに命取りか。子供の頃から理解していたからだ。だってペダルが空回りしない、三輪車乗ったことくらいあるからな。
見せかけのスピードの誘惑なんか屁でも無かった。安全に勝るスピードは無いと確信していた。
たとえば左コーナーで、左足を踏み込めたほうが左に曲がるときもっとも左下重心になるに決まっている。自転車で左に曲がって下るなら左下重心が最も安全に決まっている。
そのためにはペダルを踏もうとしなければならない。公道では構造上、車体の傾け方如何では路面にペダルは当たる。だからギリギリを模索して、とにかく足は止めずに来た。どうにもぶつかるシチュエーションでゆっくりまわしたこと、しかたなく盗むように忍び足にしたことはある。しかし止めたことはない。絶対に無い。
フリーハブ車でもフィクスド車でも、左ペダルをアスファルトに擦って曲がったことは何度もある。それだけギリギリを狙って乗ってきた。とにかく、もしも競輪選手になれたとき、一生に一度でもコーナーで足を止めたような経験が顔を出すような恐ろしいことをしてはならないと、必死にやってきた。下手すりゃ人が死ぬ競技だってのは子供心にだって聞いていたからだ。
自転車選手になれるならロードバイク選手でも競輪選手でもいいと思ったのは思ったが、足を止めるのはいつでもできるはずだから、もしも競輪選手になれたときに止める経験があってはならないと、もうほんとうに、神かけて誓えるほど、二度目の指切りげんまんできるほど、そこは嘘なくやってきた。
その末の氛大だ。
'豊大' の発見だ。
自転車による二輪ドリフトだ。
ドリフトとだけ聞けば危険!と思うかもしれないが、パニアバッグつけて後方からどやされる傾斜のきつい下り坂コーナリングよりは、はるかに安全な走りだった。パニアバッグをつけることは別に違法行為では無い。その違法行為でない走りよりも安定した走りなのだから、少なくとも違法行為と断定できる走りなわけがない。
中二病と言われる筋合いは全くない。
逆の意味で馬鹿にするなよと思う。
だって、それを言うなら小二病だ。
小学2年生の頃には既にもう馬歩を始め、自転車走行時に足を止めない走りはやっていたのだから。
ここで言わせてもらう。
世の中に…インターネットなどに溢れるロードバイクでのコーナリングのコツ、下り坂のコツ。
みんなみんな…
煩えーーー!!!!!!
黙れ!!!!!!
そんな走り方ピストでやったらアウトにぶっ飛ぶぞ!
リーンアウト?リーンイン?
何をイッていやがる!!!
ロードバイクでやるにしてもそれはじつは一糸乱れぬ奇跡のバランス感覚を駆使せねばならない危険なコーナリングだ!!
少なくとも公道でやっていいコーナリングではない!!ちゃんと道路使用許可もらったレースコース内でやりやがれ!!
それなりの年数重ねた自転車乗りが何人それでコースアウトしてクルマと正面衝突やらかしていると思ってんだ!!?
マジで馬鹿にするな!
オレの36年間一度も遊んだことのないコーナリングを、ブレーキレバーを使わない自転車二輪ドリフトを馬鹿にするな!!!
どんなに画像つきや動画つきで解説しようとも、左に曲がるのに左を踏むことを諦めた解説はクソだ!!クソ野郎だ!!!トイレに行って便器から下痢でも零してやがれ!!
下痢論!!!
南無