こんにちは。桑原束人です。


 疲れて動けなくなるんだろ?と、余裕持って考えられる人からすれば当然な、このじじつ。


 しかしクアトロワークまでやったことのある余裕の無い、わし、真面目に考えました。


 その答え。


 頑張り過ぎると、躰の中にあそびがなくなります。


 すると、分かりやすく言うと皮膚が外界に対して突っ張って、接している何処でもチカラが弾かれて、立っていられない大地震が起きているような状態になります。


 そんな状態で、思うように動けるわけがないのです。


 だから瞬き、脱力が必要なのです。


 躰の中にあそびをつくり、突っ張らない弾かれないその部分でチカラをコントロールし、思うように動く契機を得ます。


 脱力しすぎると今度はコントロールの選択肢が増えすぎて迷い、動きが鈍くなり、動けなくなります。


 5割ずつがいいですよとは言いません。


 基本的にほぼほぼ頑張っといて、でも、必ずどこか脱力している、動きの契機には必ず一瞬脱力する。これくらいがいいと思います。


 筋トレって、反動を利用しちゃいけないって物言いがよくつきますけど、ほんとうに完全に反動使わなかったら、まったく動けません。


 躰は水で満ちている袋みたいなもので、どこか空気がないと思うように凹まない、曲がらない、みたいな話でもあります。


 自転車のコックピット内にドハマリして頑張り過ぎると、目も当てられないほどスピードが出なくなる理由は、こういうことでした。


 コックピット内にドハマリするにしてもアソビがなくちゃいけないし、どこかコックピットから躰が少し出てるくらいが、チカラをコントロールしやすいのだと思いました。




南無瞬間解脱