花を見て、よく咲いたね、と思う気持ち。


子供を見て、大きくなれよ、と思う気持ち。


元気なひとをみて、楽しくなる気持ち。


病気のひとをみて、元気になれよと思う気持ち。


単純素朴な詩情。


単純素朴な詩情を、どれだけのひとが嫌っているだろう。


ほんとうは渇望しているくせに。


ほんとうは欲しくて欲しくてたまらないくせに。


オカネを稼ぐためには余計なものだと、勘違いしている。


詩情こそが大金なのであると、分かっていない。


詩情否定主義。


ニヒリズムにも近い雰囲気。


草花を踏みつけ、踏みつけ、踏みつけた数だけ心をオカネに変えられると勘違いしている。


あのな。


そんな心に、そもそも価値なんか無いのよ。


そんな心に、値段つけるやつなんか、どこにも居ないのよ。


知らなかった?


詩情のないやつに価値がないって、厳しい現実。


知らなかったろう?


だってあんたが生きてあることを、


肯定してくれる誰かが一人も居ないなら、


あんたの生きる意味などゼロだろう。


つまりそれ、


逆に言えば、


あんたが誰かの生きてあること、


肯定してやらねば、


誰かはそのぶん、生きる意味が減るだろう。


タイムイズマネー?


タイムに価値なんかねえよ。


ポエムイズマネーなんだよ。


テリトリーを広げるために一歩外へ出たら、


あっという間に、テリトリーだった背後は別の誰かのテリトリーになっちまうのよ。


連続して拡張できるとしたら、それは詩情のみ。


詩情だけが、世界をほんとうに支配できる。


詩情を持つことが怖いのだろう?


哀しみや、苦しみを味わうのが怖いのだろう?


それで喜びや、慈しみすら手放したのだろう?


そうしてその、意味不明な薬が欲しいわけだ。


薬は、あんたがた(接種者)が避けて避けて避け続けた詩情が凝り固まったものさ。


あんたがたがひねくれてこねくってちいさくゴミクズにしたつもりのものさ。


それがいま、あんたがたに突き刺さる。


詩情を嫌って、詩情から突き刺さされている。


詩情否定主義者の末路。


まあ、終わらないかもしれないけれども。


有名な詩人の詩集を買えという話では無い。


自分なりに、良い詩と悪い詩と、感じて、紡いでいけという話だ。


宮崎駿が否定した詩情。


強引な構成でナウシカのラスボスに据えて、否定した詩情。


産業革命からもまだ継続し、推し進めることができたはずの詩情。


持続可能な社会。


詩情持続の世界。


かんたんにファシズムなど塗り替えられるはずのその、心の中の熱を、自由を、詩情を、


あんたがたは否定したがために。













続きの文句を思いつかなかったので、



今日のところは、ここまでにしておいてやる!!




だが次は無いぞ!!







フハハハハハハハハハ!!!