おはようございます。rute5です。


 上半身と下半身の、太さの比率(上下率)の肉体改造に着手して、一応腹は皮と腹圧めあてに、まだ搾らず保留し、胸腕は少しだけ締まって細くなって、太ももは太くなって。普通に乗れば体の空気抵抗デザインがマシになって、タイム向上しているはずでした。

 けれども昨日の乗り方は普通じゃなかった。

 なんで少しでもマシな乗り方をせず、敢えてバランスとりにくければチカラもこめにくい乗り方をしたのか。


 あの乗り方はとにかく長年やりたかった乗り方で、あとづけの理由になりますけど、そもそもが距離をもって身体全体を搾りながら、板状筋付近を鍛え、ピストに乗ったときのチカラの根拠をつくるためのものでした。そのため、多段ロードに移しました。

 距離を想定しながらも、一瞬の踏み足に全体重載せるような乗り方。でありながらも膝をハンドルや腕にぶつけない乗り方。

 上下率の維持を期待しつつ、身体全体を自転車走行に馴染ませるための乗り方でした。

 そもそもが、長距離走行しながら、こうだったらいいなと思い描いた走り方ですからね。


 その乗り方で、水を飲んでいた時間の半分以上を自転車に乗る時間に換えます。爽明ペダルの練習とは違って、頭のなかみはそんなに忙しくない乗り方なので、ギア固定せず、好きにギア変更して、気晴らしも兼ねて距離やスピードなどを獲得すればいいと思います。



 身体って、適応します。

 その適応が、自分の望むものでないとしても、適応します。

 適応を自分の望むものにするためには、他者からこうしろと言われたことに対して、すぐに「はい」と言える場合もあれば、準備してからでないと言えない場合もあります。

 太宰府市民から北九州市民になるまでのあいだ、北九州市民にとっては常識のことも太宰府市民にとっては全く常識でない場合もしばしばあり、なぜすぐに「はい」と言わないんだ、というのは、複数の人から言われました。

 その理由、ほんとに知りたかったら太宰府市民になろうとしてみてください…。


 たぶん、理由を知りたいのでなくて、そこは「はい」の一択だろう、という勢いなんでしょう。そのようにだいたい言われてきましたから。けど、それ、ほんとうに「はい」と言っていたら、今頃多分わしは太宰府市民に舞い戻って親と喧嘩し、殺人事件なんか起こしてますよ、きっと。それほど、理不尽な怒り方をする父親ですから。無防備反撃なしの子供を何発も殴るような腐ったやつですよ。そこだけ言えばね。

 わしが体格良くなってほとんど殴られずに済むようになっても、彼の喧嘩っ早さは変わりません。頭に来れば親(祖父母)も叩けば子も殴るやつです。ほんとろくでもねえ。そこだけ言えばね。


 一応、五体満足なくせに飲酒運転癖を辞められないやつよりは腐っていないと思うし、別に積極的に殺したいと憎んでいるわけじゃないですが、それほど、実家は実家の落ち着きとか安心感とか無いってことです。うちは。帰る価値や意味がほとんど無い。いつも一触即発しに行くことになります。ほんと、わしが根気強めの理屈屋じゃなければ、あっという間の警察沙汰が常識になる家ですよ……。



 そればっかりはどうも、どうしようもできません。

 ナガサキのせいだと思って、戦争反対するしかないです。

 


 わしは、普通の人なら持つであろう、だめなら戻って出直せばいい、みたいな安心感をゼロから、別途あたらしくつくらなくてはならないのです。しかし、そこを突いてマウントとる輩のあとを断たぬこと…(少し怒)。元嫁ですらつまり、そこを突いてマウンティングしたわけですからね。まったく…。


 そもそも後戻りして考え直せない人生。

 これが、わしがピストスピード走行に安心感を見出す理由です。

 ふつうピストってフリーハブの自転車より緊張するでしょう?たぶん。でもわし、最早ピストのほうが安心する。最初だけ"お〜っ!"と思ったし、わざと、怖いと思ったほうがいいかな?と、怖がってみたこともあるんですけど。


 ピストで安心できることの功罪は色々あると思いますけど、とにかくそうやって自転車使ってあの家から脱出してきたわしの、仮住まいですよね、自転車考は。だから他者でもあてはまる考えもあれば、あてはまらない考えもあると思います。


 と、前置きして。


 多段ロードにあんまり適応してしまうと、ピストにとって邪魔な肉や癖がつくと思っています。

 だから多段ロードとして遅くても、ピストに役立つ乗り方をしたい。どうしたらいいだろうって、ここのところずっと悩んで、そのぶん、自転車に乗れていなかったです。

 後戻りはできないから、飛びだせばいい/怪我してもいい/失敗してもいいなんておもわない。

 まあ、爪が一枚まるごと剥がれても痛いとも思わずに進むって意味では、怪我してもいいって思っているわけですけど。



 ああ。



 わしの弱味を理解して、安心感を人一倍くれるひとがいれば、すぐくっつくけどなぁ…。



 めんどくさ。









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