オレがこの虚脱感のなかでモガく意味を疑い始めた。
馬の耳に念仏か。
なるほどなるほど。
たしかにオレは死にそうな女ひとり救うために生涯かけようとしているわけだ。
道理で道理で。
これだけオレがエネルギーを注げど注げど報われないのは、それほどカネのかかる馬を分不相応にその女が飼っていたからなわけゃね。
そりゃあその女が死にそうにもなるわな。
こりゃどうにも。
どういう気の持ちようをしたらいいのか。
ここまでコケにされているとは思わなかった。
そこまで飲酒運転ってしたくてしたくてたまらないんだね、するやつら、見逃すやつらからしてみたら。
そりゃそうだもんね、か?飲酒運転していたら子宝4人がっぽり奪えちゃったんだもんな。
飲酒運転はバレなきゃ捕まらないどころか、飲酒運転はバレなきゃ子宝4人誘拐可能!そりゃやりたくもなる、か?
北九州市が有名暴力団の街だから、なんて北九州市のせいにも、有名暴力団のせいにもしたくない。
これはなんのせい、だれのせいだ?
もはやあいつらのせいとも、自分のせいとも思いきれない。
ブログ読者のせいか?
新型コロナウイルスばらまいたやつらのせいか?
ユネスコに指定されたまつりのせいか?
まだまださまざまな可能性に満ちた未来のせいか?
少なくとも、オレがひとのせいにしないようにがんばってきたことのうち、どれほどかが仇となって返ってきたぶんだというのは分かる。
もうね、そんな三万円のお前の落ち度くらい、払えば?払わせれば?そのお前のだいすきな飲酒運転する馬面に、という気持ちとのたたかいだよ。
法廷ですら罰金モノの嘘を次々と吐いたお前らをまえに、その気持ちとたたかう意味すら見いだせない。
急いでいる。
オレは、なんのためにだれのために急いでいるんだ。