Aらしくない風邪の特徴があったから風邪でなくてもBだろうと思っていたら、Aと合併症とはね…。
これを機に少しインフルエンザについて勉強した。
Bには、この時期はかからんらしい。
インフルエンザって症状がすっかり治ったからってうつらなくなるもんでもないらしい。
あと、これが今回のややこしさの原因。
風邪だからってインフルエンザじゃないわけじゃない。
先入観で、この症状は風邪なのかインフルエンザなのか、と思っていた。いやいや、その両方ってこともありますよ、と。そりゃないよ、そりゃあんまりだ、と嘆いたってときに訪れるつらいゲンジツ。
症状の推移が風邪の特徴だったから風邪だろうなと八割方思っていた。しかしよくよく思い返してみると、どうやら実際はこういうことやったみたい。
風邪引きかけ→なんとか持ちなおす(免疫力低下状態)→今季インフルエンザ経験者との接触(甥っ子姪っ子、可愛かったんだから仕方ない)→インフルエンザ潜伏期間にインフルエンザウイルスに対しても免疫力をつかうことで風邪がぶり返し始める→インフルエンザ発症風邪も爆発。
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…。
風邪 インフルエンザ 同時に
でネット検索したら、風邪とインフルエンザのウイルスは同居し得ないという研究結果を報じるページがあった。2020.1.5.の記事。むちゃくちゃ最新のニュースやな…。オレの先入観もこっから来ていたのかもしれない。
しかしよくよく読んでみるとインフルエンザウイルスとライノウイルスが同居しない確率とは70%で、ほかのウイルスに比べて同居しにくいというだけで、これうらをかえせば30%の確率で同居するという話。
つまりこれ、研究者たちのエビデンスが出せた喜びはさておき、実際の市民レベルでは咳ひとつ出た時点で、3割の確率でインフルエンザを疑う必要があるという話になる。7割同居しないからって、風邪だから風邪薬でいいや、と判断するのは1番人気を軸に賭けるのと同じ確率という…。
こうなってくると、インフルエンザと風邪の違いなんて知ってもあまり意味がないなぁ。インフルエンザも風邪の一種と思うべきじゃなかろうか。インフルエンザウイルス、ライノウイルス、アデノウイルス。この順番で疑うべき風邪の一種だと。
どーなんだろ。ウイルスが肺を奪い合うのならば、タバコのような肺をわざと侵す行為はもしかして肺を欲しがるウイルスを除外する手立てになるのではないか。
タバコ 風邪 ひきにくい
で検索してみた。
すると昨今の軽いタバコで1日一箱以下ならむしろ免疫力を高める効果もあるという主張もみとめた。ブリンクマン指数。なるほどそれでどんなに寒くても喫煙者は休憩時間にタバコを吸うか。
しかし喫煙者の同僚は今季インフルエンザAにかかった。なに?電子タバコではタールが少なくて肺をわざと侵せないだって?恐れ入る。
最近休憩時間に喫煙者の近くに座ってパンを頬張ったりホットドリンクを飲んだりすることがあたりまえになってしまって、副流煙でやられたのかもしれない。
肺のことを考えるとあまりにも諸説横行していて結局決めるのはあなた次第ですよとしか言われていない感覚になるが、もう少し考えてみる。
過去にタバコを吸っていた時期はあった。冬限定で。雪まみれになって自転車で走行していたときに切実に火が欲しくて吸い始めた。暖房の代わりのつもりだった。吸っていた期間、たしかに風邪やインフルエンザで倒れるとか無かったが、ただ、かなり汚い色の痰が出るようになったのは確かだった。
今回の合併症ではさまざまな色の痰がでている。タバコを吸っていたときに出ていた痰と同じ色のものは少なく、ほとんどが透明。ああ、オレはタバコを吸っていないんだなあ、と実感する。
さて自転車乗りにとってはタバコよりもよほどクルマの排気ガスのほうが肺を侵すもんだろうと、いい加減認めねばならない。
タバコのタールは発がん性物質とはいえ植物性樹脂。一応自然素材と呼べるものなので、それでわざと肺を侵してウイルスを退けるチカラがあってもおかしくはないが、クルマの排気ガスは植物性樹脂とは言えないほど石油的金属的なものだ。経験上、排気ガスをときたま吸ってもタバコを適宜吸うほど痰は出ないようであったが…。
しかしだ。
最近熱を上げている1.35倍フィクスド、これの特徴に思いが至る。
1.35倍フィクスドは理論上1.5倍頑張って生身で走るひとよりも遅い自転車だ。競争しようがないがマラソンランナーに勝つことは大方できない。
その1.35倍の喜ばしい点として、有酸素系運動として良質だというのがあるなぁ、と始めは思っていた。普通の自転車は無酸素系の比率が大きいので冬には手袋をしていても足先や手先が冷える。冬と自転車の相性が悪いのはそのせいだ。だが1.35倍では普通の速度を出すためだけにでもむちゃくちゃシャカリキにペダリングせねばならない。そのおかげで冬の自転車にありがちな末端の冷えがまるでないのだ。
有酸素系、無酸素系という認識は科学的なもので、実際は無酸素運動というのはし終えたあとにゼーハー言って大量の酸素を取り込むものらしい。無酸素じゃないじゃん、みたいな。
だからなんて言ったらいいのかな。有酸素運動とは即日払いの日雇い労働で、無酸素運動とは月2回払いの労働…というとなんか間延びしちゃうな。
有酸素運動はロータリーエンジンで、無酸素運動はレシプロエンジン。うん。それがしっくり来るね。
ロータリーエンジンのような1.35倍フィクスドは、1回あたりは少ない量だが細かく数多く呼吸をしており、それもそんなに浅い呼吸でもない。気温の下降と体温の上昇バランスが合致しており末端が冷えずに済むわけだが、この細かく数多い呼吸というのがじつは今回、仇となったのではないか。
クルマの排気ガスを、いつもより余分に吸い込んでしまった恐れがあるのだ。
重たいギアの自転車は呼吸するタイミングを選べる。鼻で匂いを嗅ぎ分けて、ここなら!というタイミングでまとめて息を吸うことができる。生身の動き自体は緩慢なので体温の上昇が気温の下降とつり合わずに末端が冷えてしまうが、クルマの排気ガスは水泳の息継ぎみたいにして避けることができる。
はて、もう少し考えをすすめて、ならば今後どうしよう、という答えまで出したいが、この体調ではここが限界。
風邪薬で飛沫感染、小指と親指の駆使でドアノブ感染は抑えましたが皆さんに不安と困惑をあたえましたことに頭を下げます。
ごめんなさい。