飲酒運転、アルコール依存症の放置、連れ去り別居、それは悪。悪は許さない。悪には相容れない。敵は、たぶんまだ敵なりの正義をもつだろう。たが、悪は義をもたない。もうオレはあいつらを、嫁と義理の父母を敵ではなく悪と認識し、私を染めぬようにと剥離する。しつこくしつこくまとわりついてくるのは悪を自覚せぬあいつらの方だ。悪は自己の正当化をはかり、犯罪に関する反省も謝罪もなく共感をもとめてくる。同化をはかり、連帯をはかり、罪の意識を少しでも軽くしようとする。
悪霊退散!
オレは違法行為をやめない限り、そして、そこの飲んだくれジーサンの身体を心配する気を起こさない限り、妻とその両親を悪霊として退ける。
悪霊を浄化するほどの霊力がオレにはもうないというのは判った。だが悪霊に呑まれたり、悪に染まったりしない程度の霊力ならまだある。
子供らも、嫁の善心も救い出したいが、ほかならぬ嫁が洗脳され悪に染まって抜け出したがらない以上は、退けるしかない。
オレのほんとうの蔑視をくらうがいい戸畑魔の山の児玉家よ。
これまで容赦しすぎた。
まだ、悪霊とまではみていなかった。
だが、オマエラは悪霊だ。児玉家。
退散せよ!悪霊!