No. 192: 少しずつ形になって来たのに、、、 | Rusty Skull のブログ

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2015年3月から2年間ザンビアでボランティアとして活動。日常と非日常の記録。
現在と回想の混合。


↓地平線。山無し。平ら。

今日も、子供たちがマンゴーを持って来てくれました。この写真では、既に何個かなくなっています。30個近くありました。拳を一回り、二回り小さくした感じかな。渡したお駄賃は2クワチャ。20円くらい。十数人が現場で働いているので、すぐに無くなります。違った種類のマンゴーの木(よく分からないけど)もあって、そっちのほうはもう少し大きい。
MangoInBowl

子供たちがマンゴーをどうやって集めているかと言うと、その辺に落ちているのを拾ってくる。あるいは、木に生っているのを落とす。右の写真に写っている大木がマンゴーの木です。ザンビアに来る前には、マンゴーの木なんて想像したこともありませんでしたが、その大きさに驚きました。子供たち、結構良い肩をしていて、地上からモノを投げて、10メートル近くも上に生っているマンゴーを落とします。投げるのは、未熟のまま落ちて来た緑色のマンゴーの実。
MangosOnGround  MangoTree

子供たちは食べ慣れているからでしょう、持って来てくれるのは丁度食べ頃の実です。ハズレはありません。車を木陰に停めていますが、それがまたマンゴーの木の下。たまに、ゴツンッと熟した実が落ちてきます。

ついでに、お昼ご飯。魚です。何でも炭火で焼きます。brim/bream。ザンビアで魚料理と言うとまずこの淡水魚が出てきます。
FishDish


ところで、肝心のプロジェクトは、予定より少し早めに進行。ザンビアでは既に雨季が始まっていて、地域によっては、かなりの降水量を記録しているようですが、幸運なことにプロジェクト現地では、昨日までの時点では、たまに少し降る程度で、まだ本格的な雨を経験していません。今は、屋外の作業が多いので、雨が降ると、ほぼ完全に作業を停止することになります。天候に良いうちに、少しでも先行量を増やそうとしています。
ルサカから来ている三人。この他に、もう一人います。
TrioNTBCLGVP

屋内での作業も並行して進めています。
BattRack


先日、今回のプロジェクト再開の費用負担をする某省に加え、政府機関の監査部門から担当者が現地調査に来ました。

その折、配属先の管理部門のマネジャーが同道。彼は、ディレクターの下にいる二人のマネジャーの内の一人で、組織の実質ナンバー2です。たしか会計士の資格を持ち、専門は会計・経理ですが、小さな組織なので、総務などの事務全般も見ています。現地を見て、彼がどうも不安を感じたらしく、もう一人いる現業部門マネジャーに、現地を見てくるように指示。
指示を受けたマネジャーが土曜日(この日も働いている)にエンジニアを連れてやって来て、翌日、つまり日曜日も現地で打ち合わせをすると言い出したので、頭ごなしに怒鳴りつけたら、すごすごと800キロの道を帰っていきました。

期間の長短に関わらず、プロジェクトを進めている最中に一度だけ「爆発」します。こうすると、後の作業が大変スムーズに進みます。多少のテクニックが必要ですが、機会があればお試し下さい。二度目は効果がなくなるのと、多少その後の人間関係がややこしくなりますが、私の場合、そういうこともプロジェクトには付き物だと考えています。普段は可能な限り礼儀正しく、温厚であることは言うまでもありません。
誤解の無いように。こういうことは、決して好きでやっているわけではありません。経験的に、プロジェクト失敗の最大の原因は、指揮管理系統の乱れです。プロマネが阿呆ならどうしようもありませんが、それがマトモでも、複数の指揮系統があると、メンバーの士気が落ちるだけではなく、プロジェクト全体の流れが乱れ、余計な時間、労力、資金が費やされ、これが失敗に繋がります。今回の「措置」はそれを未然に防ぐための手立てでもあります。


あーあ、とうとう雨が降り出した。本降りだ。


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