映画「この世界の片隅に」を観ました | 黒田製作室 オルゴナイト部 

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北米先住民の思想が好きです。天然素材を使用したアクセサリー、石と聖なる輪を使った占い、アーシングなど、ワイルドと精神世界の間の住人です。
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こんにちは、黒田製作室です!
 
 
評判の高い映画「この世界の片隅に」を極音上映で見て来ました。
第2次世界大戦下の広島と呉が舞台です。
 
普段スピリチュアル傾向の事を書いていてどうかと自分でも思うのですが、
少し熱くなって戦争について書いてしまいました💦
でも、特に今は大切なことです。
 
今回は残酷な話が苦手な方はご遠慮ください。
 
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だいぶ前に原作漫画を読んだので、内容は知っていました。
 
柔らかな水彩画のような原作の雰囲気を損なわず、タンポポの咲く野原や
空を切って飛ぶ赤とんぼ、戦前の広島の町の美しさに見入ってしまいます。
そのタッチで戦艦大和の様なメカ迄キッチリ細部も描き切っていて
アニメーションがすごいと思いました。
 

フワフワした可愛い主人公の女性「すず」さんが戦争激しくなり厳しくなる暮らしの中でも
前向きに笑顔を絶やさず生きて行くのですが…
 
 
空襲で焼け野原となった呉の町
投下された時限爆弾
そして、日本人なら誰でも知っている昭和20年8月6日のあの日のヒロシマ。
 
 

申し訳ないことに、もうこの辺りから私は雑念で一杯になってしまいました。
以前見たアメリカ人が撮って保管していた原爆投下直後の映像や写真が
目の前のスクリーンにオーバーラップして作品に集中できなくなってしまいました。
 
おびただしい死体の山、病院に転がるように横たわる焼けただれた人々。
死んだ赤ん坊を抱いた母親、死んだ兄弟を背負っている少年。
原爆を投下した戦闘機のパイロットの
「ただいつものように自分の仕事をしただけだ」という内容の淡々としたインタビュー。
そんな記憶がフラッシュバックで映画に被って見えました。
 
そうして私はやり場のない怒りで一杯になってしまいました。
 
健気に生きる優しい人たちが、時代の中で戦争に巻き込まれていく。
悲しいことがあっても泣いちゃいけない、戦争を否定することになるからって…

有 り 得 な い
 

戦争はお互いの事ですから、敵が、ではなくて戦争が憎い。
特に、登場してくる広島や呉の普通の人々が自分の思いを声に出せないことに
無性に腹が立ちました。
子供が死んでも(殺されても)我慢していなくてはいけないって。
泣いてはいけないって。
なにそれ!?
 

この戦争や原爆の事を語ってくれる、当時を知る人たちが少なくなってしまいました。
でもこのことは風化させてはいけない大きな出来事ではないでしょうか?
若い人たちも子供を持つ親の世代も、
こんな映画をもっと見た方が良いと思いました。
 
そして感じたことがどうであれ、戦争の事について
家族間、友人間、色々な場所でもっと語り合う機会が必要だと思いました。
特に今は危機感を持たないといけない時だと思います。
 
これまで歴史の中でどんなことが起こってきたか良く知って、
自分の頭で考えての行動や、自分の言葉で発言ができる人が沢山増えてほしい。
 
過ちを繰り返さないために。
 
 
嫌なことにはNOと声を出そう。
家族や縁のある人を大切にしよう。
平和のために祈ろう。
 
 
纏まらない頭でそんなことを考えながら帰りました。

 

Love & Peace & Keep smile
 
 

黒田製作室 オルゴナイト部
kuroda.modeling.studio@gmail.com

 

 

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