何やらフロントの女性が受けている電話がJoyceみたい・・・。どうやら本来降りるつもりだったフリーウェイのランプが閉鎖されててだいぶ先まで行かされてしまった様子。ナビはあるんだろうけどローカルの情報は無かったのかな。電話が終わると「あんたのお迎えはちょっと遅れそうだよ。」(なんていう字幕がぴったりでしょう!)と言われました。
目の前の道路は空港脇の国道か州道か・・・車種はわからないけどACURA(HONDAのアメリカのブランドね)だということで、それらしき車を探すのだけれど一向にこのホテルの方に入ってくる車が無いな~。
結局、1時間くらい遅れてしまったようです。
二言三言ホテルのフロントにナビのお礼でも言いながらこちらに走って来て、2年ぶり、感激のハグをしました。このアメリカ行きを楽しみに、数ヶ月前からちょこちょこメールを交わして盛り上がっていましたが、やっと再会が実現してこうしていると感無量です。少しは気の利いた挨拶をしたかったけど、とにかく言葉にならなかったですね。
荷物を積み込んで出発!最初はちょっと沈黙だったかな。彼女はどうだったかわからないけど、なんかジ~ンとしてボ~ッとしてしまった感じ。
ず~っと自慢のサウンドシステムでChrisを聴く。普段大きい音量で聞かないけど、サラウンドのせいか、これまでと違う音を聞くことができたのには驚きました。とくにPerfect Dayのバックの二人の音にはほんとにビックリ。普段ケータイでしか聴かないのはもったいないかな。
Chrisの大音量のBGMで前方、側方に広がる景色をケータイのムービーで撮る・・・まさにロードムービーのつもりだったのですが、後々自分の視界を思い出してこの時の気持ちを再体験できるかな~なんて考えてました。歌詞に出てくる言葉とシンクロする景色や状況がいくつもあって、そんな話で盛り上がりながらBellows Fallsへと向かっていきました。
フローウェイを降りてからはほんの短い時間だったと記憶してるのですが(というか記憶していない のかな)、あれよあれよと街に着いたようです。2~3分で通り過ぎてしまうMain Streetを北(だと思う)に抜ける直前、ここで写真を撮るのが決まり事!と車を降りました。そこには昨年、一昨年のCelebrationのときに大量の雪とともに写っていたBellows Fallsの看板が!
そのまま街を通り過ぎ、まずは宿=Horsefeathers Innに向かいました。 Joyceは以前泊まったことがあって、す~っとB&Bに到着。 玄関は鍵がかかっておらず、Hello~と中に入る。 猫が数匹うろうろしてるだけで誰もいる気配がない。 とりあえず荷物を置いたら、とBlue Note(を「Hiroshiにちょうど良い名前の部屋でしょ!」と取ってくれた)という目の前の部屋に入ってみる。 「じゃあ、街に戻りましょうか、買い物もあるし。つきあう?」と言われるがまま、ま、そうするしかないかと荷物を心配しつつもギターとリュックは車に積ませてもらうことにして書置きをしてB&Bを後にしました。
家々や景色は童話の本の挿絵みたい。 信じられない!
Main Streetに戻ると、ハンディカム用にDVD+Rメディアを買うとの事。 2軒ものぞけばこの街には売っていないだろうことが判明。 川を渡ってニューハンプシャー州となる隣の町のショッピングセンターに行ってみるとWalgreenというチェーンのスーパーマーケットでなんとか2パックだけ見つかりました! Joyceはかなりマジで心配してたし、見つかってホッとした様子。 良かった良かった。 後で思えば、このときにゲットできていなかったらかなり大変なことになっていたのでは・・・という感じでした。 ビデオ撮影という重要な仕事をしたのは彼女だったのですからね。
そんなキーパーソンを独り占めしてはいけなかったと思ったのですが、ま、食事でもしようかということになって昨年のコンサート会場にもなったBecelliに入りました。地元のオーガニック野菜を使用したイタリアンレストランということで、素朴なミートボールのサンドイッチ・・・めっちゃでかいミートボール二つ分にケチャップをドバッとかけてでっかいバンズにはさんだという、シンプル極まりない大味な(でもさっぱりでよかったかな)アメリカンイタリアンをいただきました。
窓際の席で、運河と橋と踏み切りを向こうに見ながら、アメリカに来た~というか、Bellows Fallsに、異国に来た~ という実感がわいた気がしました。 Joyceのチェックイン(Saxton River's Inn、Dan達一行も泊まり、Video Nightの会場でもある、レストランバーも伴った少し大きなB&B・・・日本で言うペンションみたいだけど、ちょっとしたホテルみたいでもあったかな)に付き合ってからB&Bに戻ると相変わらず何も変わった様子がない・・・? でも書置きが増えていて、もうい一組のゲスト:Skipper夫妻も到着していた様子。近くを散歩してくるという書置きでした。 Joyceは今晩のVideo Nightの準備が忙しいという様子だったのでボクは部屋で休むと彼女を解放しました。一番遠くから来た客と歓待してくれたけど、申し訳ないしね。
しばらくはリビングでギターを弾かせてもらいました。 客は猫。 少し道から離れてあがったところにあるので、車の音も気にならない(というか通ってないのか?)ほど。 レゾネイターギターの音は隣の家にも聞こえたんじゃないかなと思えるほど静かだった。
部屋に戻ってベッドに転がるといつの間にやら眠ってしまったようです。 やっと人の声がしたと思ったけどバシッと目が覚めずそのままベッドに転がって彼らの会話に耳を傾けていると、彼らも客。 Charlieはスタッフとしての仕事もあったのかInnには戻ってきていないようです。 Charlieのお母さん、Amyがテレビをつけた音でやっと目が覚め、のこのことリビングへ。
Eric、Olaf/Mylene夫妻(いずれもカナダから)もチェックインしていたようで、しばし談笑。
Ericとは、やっと帰ってきたCharlieに乗せてもらって会場であるSaxton River's Innに行きました。 レストランではいきなりVernon ReidとCalvin Westonが食事しているところに出くわし、Dan夫妻にも再会、Joyceもいた(ほんとに彼女に会えるとホッとします)。誰か結局わからなかったけど彼らへのインタビューになっていた(様子。違うのかな?)ところで耳をそばだてていました。 内容にはついていけなかったけどHendrixも引き合いに出されていた様子。 Living Color時代にカバーしたBurning Of The Midnight Lampは最高だったよ!と声をかけるとニッコリ。握手と記念撮影にも応じてもらえました。
なにやら奥の部屋でやっとVideo Nightの開演となる様子。 オーガナイザーのRayがひとしきり関係者を紹介したりして、終わりのほうには日本から来たHiroshi!!とまで。Dust Forumに実名で投稿している日本からのBig Fan、Hiroshiはここでは皆に知られていてそれはそれは歓迎されました。恥ずかしいけど、ま、嬉しいですね。中にはDust Forumを知らない人もいて、「日本から来たってか~」とビックリしてる人もいたようですけど。
さて一本目は、やはりあったはずだよな~というRocket Houseツアーからのフルレングスのコンサートビデオ。どうしてオフィシャルリリースにならなかったのかな~と皆口々に言ってました。でも、どうやらオーディエンスショットらしいといううわさも。 上手にキャプションとか作る人いるもんなぁ。 休憩を挟むころには結構いろんな人(Chrisファン?ただの地元のニイチャン?・・・土曜の夜にバーにのみに来たのかな・・・)がいることに気が付きました。
次は、おう!SCRAPYARD(2001年にATOレーベルからオフィシャルリリースされたビデオね!)ですな! でもコレをはじめて見た、このビデオの存在をはじめて知ったという人が少なからずいたのにはビックリ。 これはマストなのにね。 DMBのオープニングアクトとしては、わずかな回数しかこなさずにRocket Houseツアーは終わってしまったはずなんだけど、このビデオをはじめとするグッズはMUSIC TODAYというオンラインショップでしばらく売られていたんだけどなぁ。 ビデオのトラッキングが悪かったのか、終始ノイズが入っていたのは残念でしたが、SCRAPYARD LULLABY、DIRT FLOOR、Ballpeenhammer、Wild Countryのクリップなどでは皆息を呑むように見つめ、曲の終わりには自然と(ビデオなのに)拍手が起こるまでになっていました。特に個人的にはDIRT FLOORのクリップで(改めて)ヤラレました。泣いたっす。
このVideo Nightのうちに、とTシャツをゲットしました。
この日はEricと一緒にCharlieの車で宿へ戻りました。 う~ん、2~3分は息継ぎナシで(ピリオドも無いような文だったに違いない!?)話してしまうCharlieの話にはEricだけがうなづいていただけで、気を悪くしたかな~。こりゃ判ってないなということが判られていたのは間違いないと思うけど、お構いナシなのが逆に気を使っていないよ~という感じでこちらに気を使わせないつもりだったのだろうか?(考えすぎだろうけど、そんな風に思えるほど賢そうな人なんだよな~)
でも、何はともあれ夢心地でゴキゲンのBellows Falls一日目でした。



