一目千本桜。樅の木は残った。桜のトンネルへ。観音様が見守る、船岡城址公園。城址から望む船岡の町は、桜の園です。船岡城址から眺める白石川堤一目千本桜。一目千本とは素晴らしい表現です。蔵王の山々から吹き下ろす冷たい強風に負けずにシャッターを切ります。鳥はその風にあおられながら大空へ舞います。「樅の木は残った」1970年の大河ドラマ、山本周五郎の「樅の木は残った」。ご当地ブームの先駆けとなった作品です。小説の樅の木。間近に見て感激です。その展望台から蔵王の山々を望みます。風はまだまだ冬の肌触り。強風で、遅れてやって来た彼。春爛漫、桜花に包まれる鉄路は旅心をくすぐります。大幹線の東北本線。貨物列車がゴーゴーと、力強く駆け抜けて、と思ったら単機でした。桜前線北上中。春がきました。希望の春です。白石川堤は遊歩道が整備され、まちのみなさまの案内にも心が温もります。のびのびと、天高く広がる桜並木は圧巻です。いつまでも歩いていたい桜並木です。黙って、ただただ眺めていました。名残はつきねど、車中の人へ。車窓から桜並木を目に焼き付けながら、桜の園を後にしました。桜前線北上中。春がみんなにやってきます。