津軽中里駅は、日本最北の民鉄駅。
高台に突き刺さるように、線路が途切れています。
機回し線を使って入換作業です。
ストーブ列車を牽引していたのは、ディーゼル機関車ではなく、レールバスの走れメロス号だったのでした。
そこで軽く吹雪いたので、ホワイトアウト気味に。
走れメロス号、無事に…、
併結完了です。
五所川原へ向かうストーブ列車。健気な後ろ姿を見送り、
30分待つと、次の走れメロス号が粉雪を全身に浴びながらやってきました。
そんな津軽中里駅。かつてのスーパーマーケットは撤退してしまいましたが、地元の皆様が盛り上げている様子が伝わってきます。
雪國には、吉幾三さんが似合いますね。
好きよ あなた 今でも 今でも
住み慣れた我が家に 花の香りを添えて
と、ハナウタモードに入りつつ、このままここで昭和の香りに酔いしれていたい私ですが、
そろそろバスで現実に帰ろうと思います。

津軽中里駅前から、さらに北へ。
戻るはずの現実から、逃げるようにさらに北へ。
雪道を、
進むこと1時間。
奥津軽の集落を抜け、山を越え、
日本一小さな新幹線の町へ。
本州にある唯一のJR北海道の駅、
奥津軽いまべつ駅に到着しました。

こんなに遠くまできたのに、たった1時間のバス旅で、すっかり平成の世界に戻されてしまいました。

しばれるねぇ
冬は寒いから 味噌汁がうまいんだよね
あの人この人 大臣だって
みんないるのさ おふくろが
いつか大人になった時 
なぜかえらそな顔するが
あつい味噌汁飲む度に 
思い出すのさおふくろを
忘れちゃならねえ 男意気

千昌夫さんの、味噌汁の歌。
さあ、現実に戻って男意気だ。
師走だ、師走。仕事だ、仕事。