ひとはどうして 哀しくなると
海をみつめにくるのでしょうか
あなたを今でも 好きですなんて
いったりきたりの くりかえし

…と、渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」を口ずさむには、ゆりかもめさん、多すぎますね。
ゆりかもめさん、列車が出ていくと、
何事もなかったかのように、
陽だまりで整列しています。
逢えなくなって どれくらいたつのでしょう
出した手紙も 今朝ポストに舞い戻った
…と、ハナウタがLe Coupleの「ひだまりの詩」に変わった頃、
上り列車がやって来ました。
ゆりかもめが舞う駅。
ステキです。
ここは、渡辺真知子さんの海辺ではなく、浜名湖の岸辺。
天竜浜名湖鉄道天浜線の浜名湖佐久米駅です。
駅舎には喫茶店が営業中で、
ママさんのてづくりカレーがほっこり美味しかったです。
よくみると、ゆりかもめさんは列車と仲良し。
ゆりかもめさんは労うように、列車の頭にちょこんと乗っています。
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さて、いつまでも留まりたい気持ちを抑えて、車中の人に。
列車の先頭は少年たちの特等席。
あの頃の夢を思いださせてくれる、天浜線。
昭和の香りに包まれた天浜線の小旅行。
ノスタルジーは、決して湿っぽいものではなく、夢を見ることを思い出させてくれるのでした。