
なぜあんな風になったかと言うと…、
ここ鋸山はかつての石切場。ここから切り出された房州石は、東京湾の向こう岸になる、港のヨーコ横浜、横須賀の港湾づくりにも使われたそうです。地獄のぞきは、その石切場が産み出した芸術でもあり、いまや名所です。石切職人の遊び心がこの絶景をつくり出したとも言われています。
で、その地獄にあたる足下には、まるで海外の遺跡のような、百尺観音。

近場の千葉で味わう、この濃厚な秘境感。贅沢ではありませんか。しかも、ロープウェイですいすい登れてしまうなんて、素敵すぎます。
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ロープウェイ乗り場付近には、猫さんたちがくつろいでいます。こちらの猫さん、ミッキーさんのような模様に、起こさないように近づいてパチリ。

鋸山山頂から眺める金谷港。対岸の久里浜からフェリーがここまでやってきます。

高さは、東京タワーの頭頂部とほぼ同じ。思えば遠くへ来たもんだ的な風景に驚きと感動です。
ロープウェイ駅は昭和の香りがいっぱい。

駅長事務室の書体もそうですが、

建物そのものが放つ昭和の香りにうっとりします。
ロープウェイのゴンドラは真新しいスイス製。

たった4分で鋸山のふもとと山頂とを結びます。

恐るべし地獄のぞき。