多度津駅。
構内に残る、蒸気機関車時代の給水塔。
手前の煉瓦製は大正期、
奥の鉄製は昭和期のものです。

この跨線橋がまた素晴らしく、
ずらりと並んだ信号機。
愛らしい柱。
沢山の列車を間近に眺めることができます。

駅前にある蒸気機関車の動輪が、四国鉄道発祥の地と教えてくれます。
車両整備のお隣には、
四国まんなか千年ものがたりと居並ぶアンパンマン列車。
子どもさんのはしゃぎ声が聴こえてきました。
やっぱり、来ましたね。
アンパンマン!
アンパンマン、アンパンマン。
アンパーンチ!

四国まんなか千年ものがたり。
しみじみ眺めますと、重厚な彩りです。
凝った塗り分けです。
車両毎の塗色も、芸術品です。
ホームではアテンダントさんがスタンバイ。
車掌さんも到着して、ドアが開きました。
まいにち、新しい旅路があるのですね。

蒸気機関車の時代から、おもてなしいっぱいの列車旅の時代へ。
時代が巡り、旅の形も変わっていきますが、
何事にも流されることのない給水塔。
今日も多度津駅とその往来を、給水塔が見守っています。