小さな列車から、小さな駅へ。
沢山のお客さんが降りていきました。

桜は北へ。

列車から降りると、数少ない列車の姿が見えなくなる前に、その姿を自分だけのスケッチブックに切り取っていました。

ここは、津軽鉄道の芦野公園駅。

その、お隣の建物。
五角形の破風が気になります。

駅舎。。。

かつての駅舎だったのです。
昭和5年の津軽鉄道開業時から昭和50年まで駅舎として利用されていました。

太宰治の小説「津軽」にも登場しています。

大切に保存され、喫茶店になっています。

カウンターに座り、ちょっと一服。
幸せのひととき。
目の前に、吉永小百合さんのポスターが。
撮影地はここですね。

芸能界の方々も沢山訪れているようですね。

駅前に広がる芦野公園は満開の桜と、

まだ、咲き惜しんでいる桜並木と。

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日本列島を南から北へ旅する桜前線。

みんなで少しずつその風景を分け合って。
私は次の旅路へ。

春はあと何回やってくるのだろう。
そんなことを考えながら、切ない車中の人となりました。