直方駅の広い構内。
かつてはここから各地へ「黒いダイヤモンド」が運ばれていきました。

黒いダイヤの採掘は、地下深く、気温は40℃、湿度は80%の過酷な世界。皆が一生懸命に生きていた日本を、そこに感じてならないのです。

炭坑の町、直方を歩きます。

昭和の香りがいっぱいのアーケード。
ふるまち通りは旧長崎街道筋にあたります。

歴史ある建物を眺めながら。
アーケードは町を貫く回廊です。

繁栄の証。
重厚な建物が街のあちらこちらにあります。
今は資料館や美術館などに活用されています。



こちらはかつての花街のなごり、桜町小路。このあたりには、かつて「券番」がありました。この建物はそれらの名残ですね。


医院の建物も素敵です。


またまた味のあるアーケードが見えてきましたね。

老朽化が心配ですね。いつまで見られるでしょうか。

今では街の規模に比してアーケードが多い直方の街。総延長は1キロに及ぶそうです。
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さて、直方駅からぐるりと、筑豊直方駅まで歩いてきました。


ここから路面電車のような筑豊電鉄に身を委ねます。



駅名標を撮らずにはいられませんでした。

「あのぉ…、スミマセン。」






小さな電車は、人々の暮らしを縫うように走ります。
暮らしの香りが、よそ者の私にまで届きます。
これが、快感なのです。