さよなら昭和の急行列車。急行はまなす。今日がラストランでしたね。説明はなにもいらない。さよなら、昭和の急行列車。………………………………………青函トンネルで津軽海峡を潜り抜け、青森へ。夜汽車から見る夜明けは旅情そのもの。早朝の青森駅に到着。別れを惜しむのは、皆同じだ。………………………………………気持ちを切り替えて、青森駅前の市場へ。早朝から、新鮮な魚で朝ごはんの贅沢を。腹は満たされました。だけど…、昭和の急行列車が消えてしまいました。名残惜しい気持ちを持ちながらも、いつのまにか何もなかったかのように、人々はまた新しい旅を始めます。私は昭和の旅の残像を胸に焼き付け、これからも放浪を重ねていきます。旅は人生だから。