線路の交差点、松山市大手町駅のダイヤモンドクロス。運転士目線で見ると、こんな感じです。
路面電車が踏切を待っている姿。何度観ても癒されます。


さて、その先の三津駅で降りました。

錆びた鉄さん、なぜ三津駅なの?
と言われなくても勝手に理由を述べますね。
明治21年、日本初の軽便鉄道と言われる坊ちゃん列車が、ここ三津から松山までを走ったのだそうです。そう、夏目漱石が「マッチ箱のよう」と仰った列車がここを走っていたのです。

すっかり坊ちゃん列車に惚れた私のやりそうなことです。

三津駅を降りると、歴史を感じる街並みが続いています。






キムスコも見られます。


街並みが途切れて港の堤防に突き当たりました。
80メートル先の対岸へは、三津の渡し。
松山市営の船で、驚きの無料でした。
小林一茶が句会に行くために使ったことがあるそうで、歴史があるのですね。




港の水は澄んでいます。渡し舟のショートトリップも素敵なものですね。


対岸に渡ると、伊予鉄道で一つ先の港山駅が至近です。三津駅まで戻るつもりでいた私は、ここでまた驚きの松山旅。




伊予鉄道には京王電鉄からやってきた列車が走っています。懐かしの井の頭線に、微笑む方も多いのではないでしょうか。



はい、振り出しのダイヤモンドクロスに帰って参りました。

松山って、温かくて品がありますね。(個人の感想です。)
まだまだ深イイ魅力いっぱいの松山。
また来なくてはいけませんね。

その土地の人に出会い、その土地の風に吹かれる。放浪癖は悪化の一途です。これが私の明日への糧となります。

松山を吹いた風、私と袖すり合った方々、これを観てくださった方々。心より感謝申し上げます。