「前略 僕は日本のどこかにいます。」

柔らかな晩秋の、午後の陽射しを浴びながら。

小さな改札口を抜けて。

穏やかな海が一面に広がります。
素敵な待ち時間。







らぶらぶベンチで引き寄せられなくても、この風景ならお互いの距離は縮まるかも知れませんね。

次の列車までどれぐらい待ったでしょうか。

陽射しがオレンジ色に変わりかけた頃、時刻どおりお迎えが来ました。



愛媛県の下灘駅。
青春18きっぷのポスターで度々登場しています。
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夕暮れの伊予灘はせつなさを連れてきます。レールは過去と未来と、誰かと自分を繋いでくれます。

列車の中では一人ひとりの暮らしが重なり合います。知らない誰かと。

不思議ですね。
この日、この時、この場所で、この列車に乗らなかったら、いつまでも見知らぬ二人のまま。

袖すり合うも他生の縁。
どんな些細なできごとも、何かのご縁。
大切にしたいものです。








人生は旅だとか。
「この旅が終わると、次の私が始まる。」

今日はクリスマスイヴ。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
メリークリスマス。