沈む夕日 | うららかな風のように

うららかな風のように

歩んで来た道、これから歩む道。

心の整理がつかず

今日、

この日になってしまった。




年に2回

春と秋に見られる

明石大橋越しに

明石海峡に

沈む夕日を見るために

夕暮れに山を登っている。




3月21日

穏やかな昼下がり

仕事中

1人の女性が飛び込んできた、

「 AEDを貸してほしい 」

との依頼、

昨年10月の時の事が

頭をよぎった。

ただ事ではない。

AEDを抱え女性と共に走った


75歳位の女性

心配停止


AEDの使用と共に

" 頼む、生きてくれ "

そう思い

胸骨圧迫。

救急隊が到着と同時に

" 生命 "

を、確認できた。

後のことは救急隊に任せ

仕事に戻った。





次の日

いつものように山に登り

いつものようにカメラを構え

昨日のことを想い返した。




沈む夕日

ファインダー超しに

我が頬をつたう溢れる感情



・・生きるとは



・・死とは



本当にあの女性は

   "生きる"を選んだのだろうか・・



正しいことしたに違いない、

 
それゆえに、

私の心の傷は深く


その日の夕日は



・・・カメラだけが映しだしていた。