父の四十九日法要を終えて…引越し後、父の臨終に立ち会ってから、ここまでの道のり。 〜その3〜 | *のりこの日記* 〜天涯孤独となったわたしの幸せ探しの旅〜

*のりこの日記* 〜天涯孤独となったわたしの幸せ探しの旅〜

母を亡くして6年後の2015年5月、父も亡くし、一人っ子のわたしは38歳で天涯孤独の身に。昨年、秋山まりあさんの『100%自分原因説』と出会いました。悲しみを乗り越え、幸せ探しの旅に出る姿を綴っていきます。まずはパートナーを見つけ、幸せな結婚をするぞー!






夜の時間帯は
昼間のKさんから
20代半ばくらいの男性の
Yさんという看護師さんに交替。



Yさんは
父が一般病棟に移ってからの一週間
父の夜間の担当の看護師さんだった。



パッと見、今どきの若者って感じで
チャラそうに見える雰囲気…


しかも、口グセが

『すいません』(笑)



最初は「こんな子で大丈夫なのかしら?」
と正直、不安だったわたしだが

凄く丁寧なケアと
父に対して優しく接して下さる姿勢を見て
その不安は一気に吹っ飛んだ。



この日は初夜勤という
新人看護師さんの女性と

Yさんと凄く息のピッタリ合った
明るいハキハキした女性看護師さんが
(年齢はわたしより一回り下の26歳)

父の看護の担当で来て下さった。



もういつ死んでもおかしくない患者がいる病室とは思えないほどの
自然な明るい雰囲気を作って下さり

わたしも叔母も
思わず笑顔になった。



わたしたちは
たわいもない会話をしながら
時には爆笑したり…

きっとこの楽しそうな会話
父にも聞こえていたと思うし

父も一緒に話したかっただろうな。



ここの大学病院は
若い看護師さんが多かったが
(男性も多く
しかも、イケメン揃い 笑)

しっかり教育された
優秀な看護師さんばかりだな、と
感心した。




父の病室は13階だったのだが
ここの大学病院は
新しく作りかえたばかりで
ホテルのような綺麗な病院だった。



ロビーから見える夜景が凄く綺麗で
わたしは途中、席を外し
夜景を見に行った。



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携帯の写メだとわかりにくいが
まさに『100万ドルの夜景』だった。




病院内のコンビニが
22時まで営業しているので

わたしは晩御飯を買いに行き
病室で食べた。



いつもほどの食欲ではなかったが
食べておかないと倒れてしまうから
出来る限り食べた。



看護師さんたちが見回りに来ない間は
叔母と色々、話をした。




そうこうしているうちに
日付が変わって
30日になった。



29日の夕方から夜にかけてが
危ないと言われていたのに

父はここまで
頑張って生き延びてくれた。



わたしたちも時間が経つにつれ
段々、眠気が出始める。



叔母がうつらうつらし始めたので
わたしは叔母が寝ている間は
寝ずに、父を見守った。



そのうちわたしも眠気が限界に来て
ソファーに横になった。



しかし、何度か目が覚めてしまい
熟睡はあまり出来ず…


1時間半くらい寝て
結局、明け方4時くらいから
ずっと起きていた。




29日に駆けつけた時には
こんな様子だった父も…



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モニターの数値を見ながら
段々、衰弱していくのが目に見えた。



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心拍数は目立って変わらないが
血圧は昇圧剤を追加投与しても
上がる様子は無く
血中酸素濃度も100を切るようになった…




そして、亡くなる
1時間くらい前だっただろうか。



はっきりと覚えていないが
心拍数が40台に一気に下がり
モニターのアラームが鳴り出した。



わたしは叔母にそう言い
ナースコールで看護師さんを呼ぶ。



Yさん『どうされましたか?』


わたし『モニターの脈拍が
急に40台に下がり始めたんですが…

来てもらえますか?』


Yさん『わかりました。すぐ行きます。』




Yさんと初夜勤の新人看護師さんが
慌ただしく病室に入られる。



Yさんが父の血圧、体温を測る。



父の体温は
39℃まで上がっていた。




主治医の先生は
病状説明をして下さった
呼吸器の男性の方以外に

30歳くらいの
女性の研修医みたいな先生がいたが

この日の当直でいらっしゃったのは
女性の先生のみ。



先生が駆けつけるまで
Yさんとわたしは
父の側で必死に父に声をかけた。



Yさん『○○さん、頑張って!!

娘さん側にいるから、頑張って!!』


わたし『お父さん、頑張って!!』



新人看護師の女性も

『○○さん、頑張ってください!!』

と、一緒に声をかけて下さった。



叔母は後ろで静かに見守っていた。



モニターのアラームが鳴り続ける中
とにかく、わたしたちは
父に必死で『頑張って!!』と叫んだ。



そうしていると
父の心拍数が急に110台まで上がった。



わたし『心拍数が110まで上がりました!!』


Yさん『凄い!!○○さん、凄い!!
やっぱり娘さんの力は大きいですね!!』



Yさんが自分の事のように喜んで下さり
わたしはそれがとても嬉しかった。



父の手を握り
必死に声をかけていると

人工呼吸器のマスクから
父が『あー』と
何かを言おうとする声が聞こえた。



それが父の最後の言葉だったが

あれはきっと父の
『ありがとう』という言葉だったのかな…




Yさんの懸命な処置の中
女性の研修医の先生が到着。



わたしはベッドの後ろに下がる。



一時は110台まで上がった脈拍も
また段々、40台に下がり始め
血圧も上が60台に下がる。


血中酸素濃度も80台に下がる。




そして、心拍数はついに0になり
上がったり下がったりを
数秒繰り返した後

0で一直線になった…



主治医の先生が

死の三兆候
『心停止』『呼吸停止』『瞳孔散大(対光反射消失)』を確認。



午前7時02分。



わたしと叔母の方を振り返り

『残念ですが…』とおっしゃった。



わたしと叔母は涙を流しながら

先生に

『ありがとうございました。

お世話になりました。』

と、一礼した。




父の死を
この目で見届けた瞬間だった…





続きはまた…