どうも、しがなく物理学を学ばせていただいております。理学部新2年の浦隅と申します。

 

(筆者が所属するWRで写真を撮りました!

左上段から#15 神津颯哉、#13 吉田翔、#14 篠藤智晃、#81 川村春人、#16 木邨陽、左下段から#83 浦隅諒、#11 和田和真、#18 林大輝、#37 喜多恭平)

 

今回は僕の所属する理学部、特に物理学科について紹介させていただきます。

 

まず、全カリなど複数学部の人と一緒の授業で「理学部です...」などというと9割方の反応は珍しい人という扱いを受けることになります。それもそのはず、理学部は他学部との関わりはまずほぼないです。基本4号館という灰色の建物の中に心も灰色になるまで幽閉されています。

 

そこでよくわからない物理の講義をよくわからないまま受け続けます。というのも授業は基本生徒の自主学習前提に進められています。授業中に手取り足取り教えて、と言った授業ではないです。なので日々の学習は溜めては絶対ダメでテスト前に勉強すればいいやと考えるのは危険です。

 

(立教大学 池袋キャンパス 4号館)

 

学部の雰囲気は普通です。いい人もいっぱいいます。授業が難しいので基本団結します。

 

テスト期間は頑張らなくてはりません。友達に問題を聞いても返事が返ってこないことが多々あります。なぜなら友達もわからないからです。なので最終的には自力で頑張るしかないです。みんなわからないと言いながらなんやかんや単位が取れる人と取れない人が出てきます。これが理学部の七不思議です。

 

 

と、色々嫌なこと書きましたのでここからは

魅力と自分が理学部へ進んだ理由について紹介します。

 

立教の物理学科は理論宇宙の分野では日本の先端をいっています。教授たちのことを嫌いになってしまう時もあるかもしれません。しかし研究者としては超一流の人たちが集まっていると思います。自分が立教を選んだ理由の一つの理由でもあります。

 

そして何より物理学というのは全ての学問の中で一番“ロマン”と”力“があると僕は思っています。

 

人間の価値観が大きく変わったタイミングには必ずと言っていいほど、物理学や理学全般の大きな革新があった時です。(例を挙げるなら天動説から地動説、DNAの発見や進化論)

 

これほど人間の思想や価値観に影響を与えることのできる学問は他には無いと自分は確信しています。自分が物理学に興味を持ったキッカケは自由意思は存在するのか?、運動方程式で未来が決まっているならば努力することに意味はあるのか?と言った運命論的なことが気になったからです。こんなことを探求できる物理学、ロマンの塊でしかないですね。

 

これを読んでいる人には立教に、さらにはRushersに入るか迷っている人もいるかもしれません。

 

その人たちに向けて何かアドバイスがあるかと言われたら、よっぽどその学問が好きではない限りは間違いなく理学部には入るべきではないです。

 

入るとしても数学科です。なぜなら机上で全て完結できるからです。物理や化学、生命は実用性が増す分実験が入ってきます。その分拘束時間が長くなりやすいです。

 

選手で理学部は僕一人だけですが部のみんなはとても心優しく、僕が来れない時も融通を効かせてもらっています。本当にありがとうございます。

 

両立は難しいと思います。でもそこで身についた自己管理能力や経験は一生物だと僕は信じています。

 

なんだか小難しい話になってしまいましたが、覚悟を持って入ってきてくれる人がいるなら僕はとても嬉しいです。

 

担当:浦隅諒