ニトリのケースを置いたら、

生活感がすごかった。

 

ダルトンのキャビネット。

ヴィンテージウッドのチェスト。

かっこいい収納家具は、

どれも形が個性的。

おまけに高価だった。

ベッド下とデスク下のスペースは限られている。

入ったとしても、

隙間ができてしまう。

 

サイズ優先で探すと、

ニトリの押入ケースと、

収納ケースがぴったりだった。

ところが生活感が目立つ。

乳白色のプラスチックが浮きまくっている。

本来クローゼット内で使うものだから、

当たり前だった。

 

でも、

サイズはドンピシャ。

機能性も最高。

問題は見た目だけ。

なら、

外見だけ変えられないだろうか?

完成したら、

収納ケースの機能性を持った、

アンティークなチェストになる。

 

どうやれば作れるか、

わからない。

素材は木材。

これだけしか決まっていない。

板を買って、

そのまま貼りつけるという話じゃない。

 

ホムセンをいくつも回って、

実際の施工現場で使われた、

足場板を見つけた。

自然に付いた傷や、

何層も重ねられたペンキ跡が、

刺さった。

が、部屋のチェストとなると、

少しイメージとずれた。

もう少しおとなしくていい。

 

いろんな商業施設を回ってみる。

よく観察すると、

経年劣化した板を

観葉植物と組み合わせて、

ディスプレイしていた。

劣化具合が少しずつ違う板が、
壁一面に貼られていた。

その上に、数種類の観葉植物が、

スポットライトで照らされている。

 

特に、

ファッションブランドの、

内装が凝っていた。

意図的にダメージ加工を

施している店舗もあった。

 

店の中で、
壁材ばかり眺める。

写真を撮ったり、触っていると、

店員さんからの視線が気になってくるので、

あまり長居はできなかった。

 

何日も見て回るうちに、

ダメージ加工のパターンが見えてきた。

長年の使用でできた傷を、
自然に再現している。

色味もどうやったのかわからないが、

何年も使い込まれたような、

褪せた感じが出せている。

 

ようやく、

完成イメージが固まってきた。

理屈上は可能らしい。

ただ、

どう加工すれば出来るのかが、

 

まだわからない。

 

 

 

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