先日テレビで日本人の会議姿勢は外国人から嫌われるというような報道をしているのを観ました。




日本人は会議に出席しても何も発言しない…というのが嫌われる原因、と言っていました。




外国では発言して、質問することでその会議に参加している、という風に捉えられるので何も発言しない日本人は参加している意味がない、というような話だったと思います。




私は外資系勤務ということもあり?、過去に多国籍間コミュニケーショントレーニングなるものを受けたことがあります。




国によって考え方が違うので、それを知ることで円滑なコミュニケーションを外国人とも取りましょう的なものでした。




その中でも同じような教えがありました。




会議に参加する姿勢、これはその国の教育環境に深く関わっているのだそうです。




日本の教育現場は、先生と呼ばれる人が教壇に立ち、向かい合う形で生徒たちが着席してぃます。そして先生は教科書をベースに説明をして板書をし、生徒たちはそれを自身のノートに書き留めます。




かたや海外、特に欧米では生徒たちが椅子を並べて円陣を作り、その中に先生も含まれます。そして課題となるテーマに対して生徒たちの意見を、先生がモデレータとなり促して生徒間の議論を活発化させます。




この教育現場の経験が、大人になってからの会社の会議参加姿勢にも繋がっているのだそうです。




なので日本人からすると、会議で説明した人に対して質問することは「あなたの説明は不十分でした。私の聞きたかったこの部分を網羅していませんでした。」と暗黙的に意味し、失礼なことと捉えられます。




海外、円陣で議論をした経験を持つ人からすると会議で説明した人に対して質問することは「あなたの話は興味があります。私はこの部分をもっと知りたいです。」と好意的に捉えられるのだそうです。




今では大分日本の会議姿勢も変わってきていると思いますが、このトレーニングを受けた時にはなるほど〜、と感銘したのを覚えています。








なので外資系転職間もない頃は、社内会議の時に絶対手が挙がってあれこれ議論したり、質問でもなくただただ自分の意見を言うだけの人が居たことにとても驚きました。




彼らは会議に参加してるぞ〜とアピールしたかったのですねニコニコ