ハチさんぶんぶん。
雨やら雷やらが続いたり
ワタクシはワタクシで、ちょい怪しいブツを食べたばっかりに(とーちゃんのおみやげ)・・お腹を壊したりとかで。
なかなか散歩ができなくって
花の盛りが過ぎてしまうのではないかと
気が気ではあーりませんでした。
やっと行ってきました。お花畑。(昨日だけど)
奥にちらりと見えるのは番屋。
ここは番屋以外に民家はありません。
あの番屋の更に奥がキツネさんのお家があるところです。
で、写真を撮っていましたら
ぶーーん、ぶーーーんと飛んでるやつがいましてね。
これは・・確か外来種。
駆除しましょう・・・っていう話をどこかで聞いた記憶が・・・(あいまい)
回りを見渡せば・・・この種類のハチばかり。
で、家に帰って調べてみた。
セイヨウオオマルハナバチ!
トマトの受粉(っていうのかな)に便利なこのハチを輸入し、それが野生化したものらしいです。
なぜ駆除しなければいけないかというと、もともといた在来のマルハナバチが減少してしまう・・・もしくは絶滅してしまうという事らしいのですね。
たかがハチ。
減ろうが増えようが・・・どうってことないような気になりますが。
このセイヨウオオマルハナバチ(ああ・・長いってば名前)
体が大きく、舌が短い。
深い花では蜜を吸うことができないため、花に穴をあけ蜜を吸う盗蜜ということをするらしい。
盗蜜では、蜜を吸うだけで花粉を運ばないので・・・受粉しない。
ふんふん。ということは、深い花以外は受粉するけれど・・・それ以外の花は絶滅するのかしら?
ここまで読んで・・・ハタと気づく・・。
あーーー!今年・・キスゲの花が少ないっ
ハマナスやユリは大豊作なんですよ。今年。
なのに・・・今年はキスゲが少ないなぁって思ってたとこだったんだよね。
そしてナミキソウも、いつもならまっ先に見つけるのに・・・ないのだ。
そうだ・・・クサフジも少ないな。
あっ!あああ・・・。
そういえば、ここの場所ではないけど
ノハナショウブが咲く原っぱがあるのだけれど、いつもならとっくに咲いてるはずが・・・今年は一本もなーいのだ。
今年は遅いのかぁと思っていたのだけれど・・・ひょっとして・・・受粉しなかったせいなのお?
こっ・・これは・・ゆゆしき事態ですわ。
エゾカワラナデシコ。
この花が咲くと・・・ユリが終わる。
野原はオレンジからピンクの原っぱに変わる。
エゾフウロがたくさん咲き始めました。
キツネのお宿は今日も花盛りです。
ねっ、キツネくん。
さわやかな風が吹く浜辺で・・憤慨す。
昨日のこと。
いつもの道を通って、
草花をながめながら・・・ぽくぽくと行くと
この花畑の裏側・・・ゴソっと削られていた。
野原が更地に・・・・変わっていた。
あまりの痛ましさに写真も撮れず・・・。
原っぱ探検隊といたしましては・・・無念でごじゃいます。
何か工事でも始まるんだろうか。
浜や丘も削っちゃうんだろうか。
ずーっと奥のほうまで、この花畑は続いているのですね。
何キロも何十キロも・・。
ワタシはいつもこの場所にたって「キレイだなぁ」と眺めてるんですね。
あまり中には入らないようにしています。
踏んづけちゃうから。
で、帰りには必ずゴミをひとつだけお持ち帰りするの。
たくさんだと嫌になるから・・ひとつだけ。
なんかね・・・今まで拾ったゴミ・・・ぶちまけたい!そんな気分。
こう・・・気軽にお散歩できるというか、草花を眺める場所というのが、どんどんなくなっていくようで・・・嫌だなぁ。
公園とかはさ・・・手入れがされていてキレイだけどさ。
ほらっ、キツネの巣はないし(そこ?)、ときめかないんだよね。
なんでだろ?
人は
空だって飛べちゃう。
宇宙にだって行けちゃう。
鉄人28号もべっくりな・・・今の世の中。
なんでもできるような気になっちゃうけど
海を渡るさわやかな風は作れまい。
まとわりつくような草花の香りは作れまい。
こんなに美しいのに・・・。
ばかたれがっ・・・。
ひとり・・憤慨するおばちゃんであった・・・。