お顔について
今日はダウン症のお顔についてゆりちゃんが産まれて半年経った今の気持ちを正直に書こうと思っています産まれててすぐの気持ちも素直に書くので結構酷いこともあると思いますので見たくない方は観覧注意でお願いします約半年前にゆりちゃんを産んだ瞬間今まだ想像していた出産シーンと少し違いました。産まれてすぐ産声をちゃんとあげてくれたものの2.3回ふにゃ〜あと泣いただけで静かになりました。生まれた瞬間の赤ちゃんのイメージは頑張ってギャン泣きするもんだと思っていました。その時点で今思えばん?大丈夫?って思うんでしょうがなんせ出産に耐えた直後でやり切った感しかなくてそんなこと考える余裕もありませんでした。そして今でも忘れない。ゆりちゃんを取り上げたベテランの助産師さんが顔を見た瞬間一瞬焦った顔をして「男の子ですよ〜」って言ったんです。私は女の子だとずっと思ってたからえ?え?ってなりましたが助産師さんがそれを聞いて「あ、女の子だ〜」と言い直したんです。今思うときっと助産師さんもすぐに気がついて焦った結果だろうなって理解してます。そして一瞬だけ隣に来てくれてお顔を見せてもらったけど正直産まれたてすぎてその時はなんとも思わず出産終わったーってことしか頭になく記憶にない。だけど分娩台の上で処置されてる時に全然泣いてないしなんかバタバタして小児科の先生がきたりして想像してたカンガルーケアとかも何もないまま「ちょっと呼吸が落ち着かないから保育器に入ってもらうね」と言われて連れて行かれてしまった。そんな状況でも正直まだそんなに自分自身は焦ったり心配してなくて無事に生きてるだけでいいやくらいの気持ちだった。そしてその数時間後にパパが到着して先にゆりちゃんに面会して写真を見せてもらった時違和感を感じました。そしてこの顔なんだろうダウン症ぽい?と思ってしまったんです。そこからは会うたびにダウン症の特徴を探す日々でした。ですがその中でも耳の上が折れてるのを発見にした時身体中に一気に冷や汗をかいたのを覚えてます。この時から実はまだ告知されていないけど私の中ではダウン症だと確定していました。そう思ってからはひたすらダウン症のことを検索する日々でした。たくさんのダウン症の赤ちゃんの写真を見てあれ?本人?って思うほどゆりちゃんに似てるとその時は思いました。当時はダウン症の知識なんてほとんど全くなくてみんな同じ顔をしてるってイメージしかありませんでした。そしてまずはゆりちゃんの体調とか体のことを心配するべきなのに顔のことしか考えられずとにかく顔だけはダウン症ぽくならないでと思ってしまってました。それからはひたすらダウン症ぽくない写真を撮るように努力してとにかくダウン症の顔が嫌で嫌で仕方なかった。ひたすら退院してからも顔のマッサージとかそんなことばかり調べてなんとかダウン症ぽくない顔になることしか考えてませんでした。ベビーカーで出かける時もいつも顔が見えないようにカバーを閉めて生活したり隠したいと言う気持ちが本当に強かったんです。また病院でも看護師さんに「まつ毛長いしカールしてて色白だし絶対将来は美人になるね〜」と言われる度そんなわけないじゃんどう見たってダウン症じゃんと思ってました。「ママによく似てるね〜」と言われるのも本当に嫌でどこが?やめてよ!って思ってました。今思えば本当にひどいことを思ってたなと思えますが当時は本当に必死でした。ですが時間の経過とともに笑顔が増えたりして少しずつダウン症の顔を受け入れ始めました。インスタ等でたくさんのダウン症の赤ちゃんを見たり実際に児発でダウン症の子と関わるようになったりしてみんな確かに似てるところもあるけれど一人一人お顔が違うことに気付きみんなちゃんと親のDNAを引き継いでるんだなと思い始めました。そしてなによりみんないつもニコニコしてて笑顔が眩しくてみんな人懐こくて可愛いかもって思うようになりました。今ではもうゆりちゃんの顔が可愛くて可愛くて仕方ない半年前はこんなふうに思えるなんて思ってなかった新生児の時の写真を見ても今本当に心から可愛いと思えるしなんならもっと写真と撮っておけば良かったと思ってますあんなにダウン症の顔が嫌だったのが嘘のように今ではすっかりダウン症の顔が大好きになっています街でダウン症の先輩を見かけると自然にニヤニヤしてしまうくらいダウン症フェイスが大好きですこんなにも人の心や気持ちって半年で変化するんだと思うくらいの変化で自分でもびっくりです笑今はSNSを通してたくさんのダウン症の子と繋がれたりして本当によかったしブログでもたくさんのダウン症の子の笑顔を見て日々勝手に癒されてますゆりちゃんの笑顔がどこかの誰かを癒せていたら私も嬉しいな〜って今はひたすら思います