夜の闇のような、深い海のような、濃い蒼に浮かぶ桜♪
朝起きてから、夜寝るまで、ずーっとはめている私の補聴器
この補聴器は昔と違ってコンピューターで管理できるものなので、とってもデリケート
定期的なメンテナンスも欠かせないようになっています
それに、よく不具合もあったりして、そんな時は家の近くにある補聴器やさんまで行っては点検修理をお願いしています。
今年ぐらいまでは、おっちゃん(おじいちゃん?笑)がその店のメインで、いつも見てもらっていたのですが。
個人的には、あんまりそのおっちゃんはあんまり好きではなかった
今度補聴器を買い替える時になったら、それを機会にどこか別の補聴器やさんを検討してもいいかなあと思っていたりしたのですが。
そのおっちゃんが定年退職しますってお知らせが、数か月前に届きました
定年だったんだ(笑)
そして、新しい店長が来るので、点検も兼ねてぜひご来店下さいとな。
ちょうど私もそろそろ点検してもらわないとなと思って、二か月ほど前だったか、そのお店を訪問しました
対面した新しい店長は男性だけど、思ったより若ーい
え、同じ年代かな
いやいや、一回りも下だったりして
今までおじいちゃんのような年配の人が多かったので、新鮮でした
態度もすごく丁寧で好印象
本人も言ってたけど、元々は別の設計のような部門で働いてたらしく、前のおっちゃんの定年退職に伴って異動でこちらへ来たとのこと。
だから、勉強不足や知らないことも多いけれどよろしくお願いしますと、謙虚に挨拶いただきました
で、早速点検してもらうと、予想外の不良個所を発見
補聴器メーカーに郵送して修理してもらうという大掛かりな修理になってしまいました
それは仕方ないということで対応していただいて、その間は代替機でしのいで
やっとこさ、修理完了した補聴器が届いた~とのことでお受け取りに
それで、その店長さんは何かお話が好きな人なのか(笑)
最初にお会いして補聴器を点検してもらい、ついでに簡単な聴力検査もしてもらいました
終わった後に、彼がこう話しかけてきてくれたんです。
「その補聴器のカバー、とても綺麗ですね
どうされたんですか?」と。
補聴器のデザインアートカバーを製作を手掛けている会社があってそこにオーダーしたこと、そのアートカバーを通して補聴器の抵抗や偏見がなくなったらいいなという活動が広まっていることなど。
それらを簡単にお話したら、うんうんとにこにこと頷かれて。
「綺麗ですねー
それでしたら知っていますよー。確か、十彩さんというところですよね?
僕も聞いたことがありましてね
実は、僕もね、アクセサリーが好きなんですよ」
おおっ
ほら、と彼は、自分の右手薬指にはめている大きな指輪を見せてくれました。
おそらくハンドメイド品っぽいなと思います
あ、右手にはめているのは、おそらく左利きだからかな。
ハンドメイドが好きという男性にはなかなかお目にかかる機会がないので新鮮ー
「だから、もし僕も耳が聞こえなくて補聴器をはめていたら、絶対同じようにアートカバーを頼んでいたと思いますよ。
いいですよねー」
わーお、めっちゃ話がわかるじゃないの
めっちゃ感激して、もうこの店長への好印象度がすっかり上がった私
まさか、補聴器のお店でハンドメイドが分かる店長さんに出会えるなんて夢にも思いませんよね
あのおっちゃんが定年退職になってくれたからだ、嬉しい(笑)
実は、話しは、これで終わりではなくて
修理が完了して戻って来たばかりなのに、この補聴器、今度は電池を出し入れする電池カバーがおかしい
信じられないくらい開閉がすごく固くて、中の電池も挟まったままなかなか取り出せない
これはあり得ないことです
おまけに、Bluetoothを使って音楽とかが聞ける補助装置とも接続ができていないし
また行くのかよ~と、でもほっとくわけにもいかないので、再度訪問に
聞いてみると、修理完了後は確かに、電池カバーの開閉は問題なかったとのこと
でも、何らかの原因でおかしくなってしまったようです
そんな乱暴な扱いしたつもりないんだけど、記憶も定かではないし
とりあえず、このままでは支障があるし、これもメーカーでないと直せないとのことで、再び出張修理に出戻り~
で、その話が終わった後に、また店長さんとのお話になって
私がその時はめていた水晶のブレスレットに気がついていたらしくて質問してくれました
ネットで買ったと答えたら、彼も実はInstagramを通して、とある人気者らしい作り手さんからパワーストーンのブレスレットを買ったのだそうです。
写真も見せてくれて(笑)、とても綺麗な蒼だったので、ラピスラズリかなと思いました
男性らしいかっこいいブレスレットだったのですが、何とそれが購入してたった3日で見事に壊れたと
たった3日で
石が持ち主の代わりに何か割れるとかいう話は分かるけど、それとは全然違うような
おかしいですねと疑問を出す私に、彼もさもありなんという感じでうんうんと頷いて。
このことを作り手さんに言ったら、逆ギレというか、店長さんの扱いを逆に非難するような感じだったのだそうです
納得いかない店長さんが、別の何か能力のある人なのか、わかる人にブレスレットを見てもらったら。
まず、その石が全然使われていないもので、ある意味生きていないようなものなのだと
どうやら、石と石との組み合わせが悪いというような感じで、おまけにそういうものは、作り手のエネルギーが入らないように手袋をして作るものなのだそうですが。
その作り手さんはそれをせず、素手でやっていたというのもわかったそうです
ってことは、全然良くない問題ありありのその作り手さんのエネルギーがばっちり入り込んじゃってるんじゃないのー
とにかく、「あり得ない」の一言
もうお金も結構だから送り返すと言った店長に対して、その作り手さんは返金するとだけ。
店長さんはお金が欲しくて返すわけじゃないし、とにかくもういらないと送り返したけれど、最後はあっさりと「ありがとうございました」とだけ
なんちゅーひどい人だ・・・と開いた口が塞がらない
こんなひどい販売者もいるんだなと勉強にもなったような
何か取材も来たらしいというほどの人らしいけど、その中身は信じられないですね
多分、私の買ったブレスレットは大丈夫かと思いますが(^_^;)
そんな話になったので、この店長さんはきっとクリスタルとかそういうのが好きなんだろうなと、ピンと来た私
いつも遊びに行っている「石ふしぎ大発見展」のイベントを紹介しちゃいました
こないだのイベントで買った「カビリアンカルサイト」♪
さすがに店長もこれは知らなかった(笑)
こういうのが年に1回、大阪とかで開催されているから、今度は秋に京都であるのでぜひ行かれてはどうですかとおススメしました
絶対楽しめると思いますよーと、絶大なる自信を持っておススメしたら
「・・・瑠璃の海さん
今度、補聴器を受け取りに来られた際、そのイベントの話をもっと詳しく聞かせて下さい」
と本気でお願いされました
もちろん、いいですともー
日程とかを教えるとともに、去年のパンフを残しているからあげてこよう
私の持っているクリスタルや本を少しずつ見せていくのもいいかも
補聴器じゃなくて、クリスタルの話で盛り上がりたいくらい
何なの、この出会いは、面白すぎる
補聴器の度重なる不具合のイライラもすっ飛ぶくらい
こまめな点検が必要な補聴器なので、これからは月1でちゃんと点検してもらうついでに。
パワーストーン談義ができたら楽しいなあ
ひょっとして、店長さんもスピリチュアルに理解が深いのかしら
後日談として、昨日、やっと再度修理が完成した補聴器を受け取りに行きました
補聴器の具合を確かめているので、音が聞こえない状態だけれど、そんな時間でも店長さんはブレスレットの続きを話しかけてきていました
よっぽどお話ししたい(笑)
彼がフォローしているスピリチュアルの女性のInstagramを見せてくれて、この人がその問題のブレスレットを霊視(?)してくれたんですよと。
今度、この人にブレスレット製作を頼むので、出来上がったら私に見せて自慢したいと思います、って
もちろん、楽しみにしておきます
そして、補聴器の確認が終わったあと、私は去年の石ふしぎ大発見展のパンフレットを持ってきていたのを出しました。
前のも残していたから、これを彼にあげようともう決めていたのでね
そう言って、そのパンフレットを差し出すと、店長さんは。
「・・・瑠璃の海さん。
ちゃんと覚えていてくださったんですね
覚えていてくれてなかったら、どうしようかなと思ってました~」
って。
そんな大事なこと、ちゃーんと覚えてますとも
案の定、そのパンフを差し上げると、大層喜んでくれて。
仕事中はもちろん見れないから、帰ったら見ます!と、お役に立てそうで良かったです
ちなみに、京都へは行かれたことありますか?って聞いてみると、店長さんは神社やお寺巡りが大好きだそうで
ますますスピリチュアル通じゃないの
だから、京都のそのイベント会場へもちゃんと行けそうで良かったです
当日のイベントに行ってくれるといいな、そして感動して楽しんでほしいわ
「パワーストーンはまだまだ全然詳しくないから、色々教えてくださいね~」って。
もう、毎月の補聴器のメンテナンスにきっちり行くから、終わったらクリスタルのお話を毎回しましょう
本やクリスタルも少しずつ持って行って見せよう
いや、本当に楽しすぎる出会いができたわ~
(補聴器のメンテもしっかりやり~よ~)
s自分でデザインしてオーダーしたこのアートカバー、ほんとに気に入ってますよ