●「今日こそはやろう」と思うのに
重たい腰が動かない
●「ダイエットしよう」思うのに
つい食べてしまう
●「起きなきゃ」と思うのに
布団から出られない
こんな経験はありませんか？
こんな風に
「頭で分かってるけど
なかなか行動に移せない」ときは
心のなかで
【顕在意識】と【潜在意識】が
対立しています。
こちらの記事でも
「感情」と「理性」の葛藤を触れましたが、
それに関連する話です。
↓↓↓
まず
「頭で分かってる」の「頭」は
「思考＝理屈・理性」のこと。
これが【顕在意識】です。
顕在意識は
「論理的な思考・理性・知性・判断力」を表し
「表面意識」とも呼ばれます。
そしてもう片方の
「感情＝本音・本心」が
【潜在意識】です。
潜在意識は
「感情・感覚・直感・記憶・本能的な欲求」などを指し
「無意識」とも呼ばれています。
【顕在意識】と【潜在意識】の力関係は
よく氷山に例えられます。
氷山はほんの一部が
海の上に浮かんで見えており
その全体のほとんどは
海の下に隠れているんですよね。
それで
海の上に見えるほんの一部が
【顕在意識】、
海の下にある大きな本体が
【潜在意識】に例えられます。
力関係は
顕在意識が約5〜10%
潜在意識が約90〜95%
と言われるので
圧倒的に
「潜在意識＞顕在意識」なんです。
私の場合は
親から
「こうしなさい」と
言われた人生を歩んだ方が
良いだろうと思うのに（=顕在意識）
どうしてもそれが嫌で
選べませんでした。（=潜在意識）
でも
心のことを学ぶうちに
「潜在意識」にも
深さがあることが分かりました。
なにせ潜在意識は
海の下に隠れてる
大きな氷山の本体ですから
海面に近いところは
顕在意識が
比較的意識しやすいですが
海面から遠いところは
深すぎて
なかなか表から分かりません。
上の事例で私が
「親が言うとおりの人生を
選ぶことができなかった」のは
かなり深い部分が
訴えてきたように感じられました。
「スピリット」という言葉を
私が身を以て実感したのは
この時だったかもしれません。
「ボディ・マインド・スピリット」
（Body, Mind, Spirit）
という言葉をご存知でしょうか。
セラピーの現場でよく使われており
人間の健康と幸福は
この3つのバランスが大切だとされています。
「ボディ」は、肉体です。
これは分かりやすいですね。
「マインド」は
物事に対する意識・思考です。
知識、知覚、感情、思考、意識など、
心理的な要素に関連します。
（顕在意識と、潜在意識の一部が含まれますね）
そして
「スピリット」は霊的な側面、
心に宿る高次の精神を指します。
誰からも教わってないけど知っていること、
目には見えない大切なこと、
「自分の本質」や「自分らしさ」、
内なる自己を表します。
「マインド」も「スピリット」も
目に見えないため
様々な意見があると思いますし
「霊的」という日本語になると
抵抗がある人もいると思いますが
「スピリット」=「内なる自己」は
誰にでも必ずありますし
どれだけ「顕在意識」で
違うことを考えてても
「スピリット」には敵いません。
だって顕在意識は
氷山のほんの一部ですから…。
顕在意識では
意識しづらいですが
「スピリット」が望むことが
本来の自分が望んでいること。
もしそれが分かって
その通りに生きられたら
きっと誰もが
心から喜べる人生を
歩めるようになるでしょう。
ぜひ1人でも多くの人が
そうなってほしいです。
本当にそうなって
世の中がもっと幸せで溢れたら
どんな世界が待っているでしょう。
「千里の道も一歩から」。
1人でも多くの人が
自分らしく生きられるように、
心から願うばかりです。
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