今年、こちらに来るのは、
なんと4回目
たどり着いたのは、20分ほど前だったのですが、
入場するのに、会館の外まで行列が出来てました。
それもそのはず、
主役が英国ロイヤルバレエ団の
プリンシパル
マリアネラ・ヌニェスさんとワディム・ムンタギロフさん
このお二人を目当てにチケットは完売
だそうで
実は、私も気付いたのが遅くて、
初日(12/2)のチケットは完売
2日目(12/3)のチケットは残り数枚
のギリギリ5階席の残り5枚の1席を取ったのでした。
いや、もうね、
マリアネラ・ヌニェスさん(通称ネラ様)
この方のオーラがハンパなかった
これの1人目のダンサーね。
姫の誕生のお祝いをするプロローグが終わって、
さあ、いよいよネラ様が登場。
普通、16歳になったオーロラ姫の登場は、
はつらつとした少女を表現するために、
曲がアップテンポなはずなんだけど、
この日の生オケ、
めっちゃゆっくり
そんな中、
えらく貫禄のあるオーロラが出てきたな~
と思ったんだけど、
そのゆっくりテンポの中で、
たっぷり時間をかけた動き、
簡単そうに見えて、
絶対技術が無くちゃ、できましぇん
そして、見れば見るほど、
どんどん
オーロラかわいい~
うわっ、なんてかわいいの?
こっちまで幸せになってくるぅ~
って気持ちになってくるのでした。
確かな技術の中に、
チョイチョイ仕込まれる
かわいいプリンセスの仕草
例えば、ピルエットで使う首は
毎回、
一瞬小首をかしげながら戻ってきて、
正面を見るたんびに
白い歯を出してニコッと(ニカッと?)
笑うんだけど、
もう、それだけで、
会場がみんな彼女の魅力に
惹き込まれてしまうのです
オケの指揮者に
「私の踊りに合わせてね。」
と踊りで伝えているのが感じられたし、
牧のダンサーたちも、
彼女の踊りに引っ張られて
キラッキラしてたし、
そして何より、
我々観客が
彼女の一挙手一投足に
ズッキューン
何十人編成?のオケを巻き込み、
数十人のダンサーを巻き込み、
2300人の観客を巻き込む。
それを一人でやってしまうパワー
思いは
バレエで表現するものだと思っていたけど、
確かな技術があるのが前提として、
表現の1つの手段としてバレエがあること。
私の思っているバレエとは
上のまた上の上の上の上ぐらいを
見た思いがしました。
もちろん、
ローズアダージョで泣いたわ
情景のシーンでも
結婚式でも
泣いたわ
長くなりそうなので、
あと思ったことをもう少し。
キャラクターダンサーの
エリザベス・マクゴリアンさんが、
悪の精カラボスをやる予定だったのですが
ひどい腰痛のため来日がキャンセルに
演劇の国イギリスからの
キャラクターダンサーが
どんなカラボスを演じるのか、
すっごく楽しみだったので、
残念だったのですが…
代役の菊地研さんが
とても良かった
衣装とメークがとても美しく、
パンフレットより拝借
すんごいゆったりした動きなんだけど、
迫力がありました。
カラボスって、割と
めっちゃ怒ってて、
キリキリ、キーってのをよく見るんだけど、
菊地カラボスは、
ドロドロとした怒りのマグマをかかえて
登場して、
「呪うぞ」の言葉とともに
どろっと噴火する感じ。
まさに、ラスボスでした。
あと、ダイヤモンドの精をやった
高橋万由梨さん(多分)
踊りにダイヤの5角形のエッジが見えて良かったです。
まだまだ色んな思いがあるのだけれど、
世の中の色んな人が色んな感想を言っているので、
私が一番感じたことを
したためてみました。
そういえば、
牧のドンキは長野で観ましたよ
ドンキ愛が止まらない!牧阿佐美バレヱ団鑑賞@ホクト文化ホール
そのほか、舞台の鑑賞記