Twitter(現X)で
「この映画、いいよ~」
とオススメされたのですが…
長野県では上映しているのが
長野市と上田市。
私の住んでいる茅野市からは
ちと遠いなぁ
私にとってちょうどいい日と
上演時間を探していたら、
たまたま初日で、
アフタートークのイベントがある
茅野市から上田まで
峠を越えて、車で1時間超。
じゃあ、頑張って行ってみよーということになりました。
会場の上田映劇は
上田駅近くにある
昔からある商店街にありました。
ここに来たのは初めて。
なんともレトロな劇場で、
映画「晴天の霹靂」(劇団ひとり監督)のロケでも使われた場所。
なんともノスタルジックに浸れる場所でした。
さて、映画の感想を。
やっぱ、バレエシーン、ダンスシーンがいいのよ
主役のエリーズ役マリオン・バルボーは
現役のパリオペラ座のプルミエール・ダンスーズ。
後半に出てくるコンテンポラリーダンスの団体の長は
有名な振付家が本人役で出演。
前述のバヤデールのシーンは
15分間セリフ無しの映像だけで
物語の世界に
ぐいっと惹きこまれ、
最後のコンテンポラリーの舞台では、
主役が踊るソロの踊りに
心をぎゅっと掴まれてしまいました。
印象的な言葉たち
レジデンスのオーナーが
ケガの痛みを恐れて
なかなか踊りに復帰しようとしない
主人公に投げかけた言葉
「ヒマラヤに初登頂した女性の言葉を知ってる?
『低い場所で転んだから高い場所に登れる』」
バレエに理解を示さない主人公の父親が、
身体を使う仕事には限界があって、
2回目の人生(引退後の人生)を
早く探しなさい、と言ったことに対して
主人公の言葉
「まだ一つ目の人生も終えてない。私は踊りたい。」
なかなか一歩を踏み出せない
主人公に、コンテンポラリー集団の
リーダーが言った言葉
「新しい車も車庫に置いておけばさびて動かなくなる」
「あなたの身体は動きたがっている」
この言葉が、私には1番刺さりました
フランスの美しい景色と建物
主人公が復帰までエネルギーをためた場所が
自然あふれるブルターニュ。
そこに建つ瀟洒な建物のレジデンスも
素敵な造りだし、
みんなで散歩に出かける海岸も
素敵。
彼女がパリで住んでいる場所は、
ベランダで街の風景を眺めながら
手すりでバーレッスンをしているという、
バレエやっている人なら
絶対憧れちゃうってやつ
上映初日のアフタートーク
この日はたまたま上田映劇での
上映初日で。
松本市を拠点に活動する
コンテンポラリーダンサー二瓶野枝さんの
アフタートークがありました。
そこで、
長野県が今、ダンスが熱いことも知り、
ちょっと遠かったけど、
思いきって行って良かったと思いました。
時間が合ったらおかわりしたいな
今回の鑑賞の半券を持っていくと、
リピーター割りがきくようなので、ね
上映期間は短いようなので、
ご興味がありましたら
お早めにどうぞ。