私、自分のために
オンラインでキャラクターダンスを学んでいます。
ずっと習いたくて、教えてくれる先生を何年も探していたのです。
ようやく見つけた先生はなんとオンラインで教えて下さる方。
それから、楽しくて楽しくて1年以上になります。
そのレッスンはこちら。
で、キャラクターダンスって何かって言うと、
バレエの踊りに出てくる民族舞踊のエッセンスを取り入れた踊りです。
例えば、ポーランド、ハンガリー、ロシア、イタリア、スペイン、アラブに中国、いろんなお国の踊りがあります。
前置きはさておき
長野市のホクト文化ホールに
「ウクライナ国立民族舞踊団」が来ると知って、
速攻チケットを取ってこの日を待っていたというわけです。
ウクライナといえば、
今世界で1番注目されている国。
私は、不勉強過ぎてそれについては何もコメント出来ませんが、
ただ純粋にウクライナの民族舞踊を観に行きたかったのです。
とは言え、
ウクライナの民族舞踊が
どれだけバレエと関係があるかも知らないのだけれど、
きっと、文化の行き来がある場所にある国だから、
とにかく観てみたい、と思ったのでした。
で、結論。
楽しかった〜♪
幕が上がると、
色とりどりの衣装を着たダンサーが
ずらりと並んで
あっという間に世界に惹き込まれました。
大きなパンを持った女性ダンサーを先頭に
隊列を組んだダンサーが
何列もの横イチで
一糸乱れずこちらに歩いてきて
まずは自己紹介みたいな感じのところから始まって
そこからアップテンポの音楽が始まって
彼らは
様々なステップを繰り出して
踊りを見せてくれて、
あっという間に世界に惹き込まれてしまいました。
バレエの「くるみ割り人形」にも出てくる、
トレパックにも似た踊りの
コサックダンスもあり、
曲の間じゅう
しゃがんだ姿勢をし続けて、
そこから
頭の上まで足を上げたり、
ジャンプしたり、
グルグル回ったり、
足元は職人さんがはくニッカボッカみたいな衣装なので、
この踊りは一体全体どうなっちゃっているの?
その姿勢をキープするのに
見ているだけで、
腸腰筋が痛くなりそうな思いになったシーンも
「ザカルパッチャ地方の踊り」では、
男性と女性それぞれの
ソロの踊りから
10組くらいの男女のペアの踊り、
最後は男女男女の大きな円が出来て、
男性の間にいる女性は膝を曲げてぶら下がった状態で
その円がダイナミックにグルグル回るのが
すごかったです。
背の高い4人のお兄さんが、
タンバリンをパンパン叩きながら、
その長い脚を高く上げたり、
めっちゃ高い跳躍を見せたりする踊りも。
長い槍を持った男性達の
戦闘訓練の踊りでは、
少し今のウクライナの現実に引き戻され
でも、ユーモアなシーンで
場を和ませつつ、
全員が持つ
槍の角度が一つ一つビシッと決まって
格好よかった~
「刺繍をする女性達」という踊りでは、
刺しゅう糸を模した色とりどりの紐を持った女性たちが、
柔らかい動きで
色んなパターンの刺繍をくみ上げていくのが
素敵でした。
最後に完成した刺繍の作品が
ぱっと出てきて、
素晴らしかったです。
最後の演目「ホパーク」(ホップ!ジャンプを表す擬音語の意)
では、
幕が開いてから
それまでどんだけアップテンポの
激しいステップで踊ってきたか、
というダンサー達が、
ピョンピョン跳んだり跳ねたり
とにかく最後まですごいの。
彼らのスタミナにただびっくりでした。
幕開きと同時に、
会場は拍手と手拍子で
ずうっと盛り上がりっぱなし。
そんな舞台を観たのは初めてでした。
どの踊りも衣装がめちゃくちゃ可愛いの。
後ろのおばちゃん達が「わぁ~」
思わず声を上げていたもんね
お客さんは、
年配の人が多かったかな?
男性も半数ぐらい。
やはり、
世界情勢やCMの影響もあるのかな?
舞台の最後に、
おそらくウクライナの国歌を
ダンサー達が斉唱しながら、
黄色とブルーの国旗を掲げて
我々にメッセージを伝えてきてね。
きっと彼らは
自国の文化を伝えながら、
自分たちの思いを伝えに来たんだな、
と思いました。
去年の動画もあったので、
ご覧下さいね。