人間関係が上手くいかなかったり、

 

自分がしてしまったことで、後で後悔するようなことを繰り返していると、

 

「変わりたい。」

 

「変わらなければいけない。」

 

そう思い込んで、自分を変えようとします。

 

 

 

でも、変えようとするのは、

 

「いつも直ぐに怒ってしまうから、怒らないようにしよう。」

 

「いつも、気が付かないと言われるから、気づくようにしよう。」

 

「何をやっても、どんくさいと言われるから、テキパキするようにしよう。」

 

そんな、いつもダメダメな部分を、変えようとします。

 

 

 

この考え方で自分を変えようとしても、数日でダウンしてしまいます。

 

結果的に、

 

「やっぱりわたしは、ダメダメ人間なんだ。」 と、

 

 

 

どんどん、

 

 

 

泥沼に入り込み、抜け出せなくなってしまいます。

 

 

わたしは、変わらなくていいですし、

 

わたしは、わたしのままでいい。

 

 

 

じゃあ、何を変えればいいのか。

 

 

 

意識を、外に向けるのではなく、内側に向けることを変えればいいだけです。

 

 

「怒ってしまうのは、何故なんだろう。」

 

「怒る時というのは、どういう時だろう。」

 

 

 

 

この世界は、鏡の世界です。

 

周りの人のことは観えるのに、自分のことは観えません。

 

 

 

それは、現実世界の鏡と同じで、

 

どんなに頑張っても、鏡を無くして、自分の姿を見ることができないように、

 

意識の世界も、どんなに頑張っても、鏡を無くして、自分の意識の世界を観ることはできないしくみになっています。

 

 

 

 

「あの人って、いっつも遅刻してくるわよねむかっ

 

“って、いつも遅刻してくる、あんたが言うんかい!” ←心の声

 

 

「あの人って、いっつも期限を守らないわよねむかっ

 

“って、いつも期限を守らない、あんたが言うんかい!” ←心の声

 

 

 

 

現実の世界で鏡を見た時、

 

 

わたしは、わたしの気になるところを確認してしまいます。(いっぱいあるやん滝汗

 

 

 

シワが気になれば、シワを観る。

 

たるみが気になれば、たるみを観る。

 

そして、人の顔を見る時も、顔を見ながら、そこを観ています。

 

 

 

そんなふうに、

 

わたしは、無意識に、自分の気になっているところを、相手に観ています。

 

そこにばかりフォーカスをします。

 

 

 

 

「あの人って、いっつも遅刻してくるわよねむかっ

 

と、腹が立ったなら、「わたしはどうか?」と、わたしの行動を確認します。

 

これは、職場だけではなく、私生活も全てです。

 

 

 

シミや、シワが気になっているのに、そのままにはしないはずです。

 

テレビで、

 

「これひとつで、シミ、シワを無くします。オールインワン!」

 

とかやっていたら、

 

“使ってみようかしら・・・”

 

 

そんなふうに思うように、気づいてなんとかしようとしなければ、

 

いつまでも、シミやシワが気になって、気になって、気になって・・・

 

余計に、暗い顔になっていきます。

 

余計に、人前に出るのがイヤになってしまいます。

 

余計に、自分に自信が無くなっていきます。

 

 

 

 

「あの人って、いっつも遅刻してくるわよねむかっ

 

外の世界を観てそう思ったら、わたしを観ます。

 

 

変えるのは、

 

ちょっとくらい遅刻してもかまわないと思っている意識。

 

わたしくらい遅れていっても、何の影響もないだろうと思っている意識。

 

周りの人に迷惑をかけていることに気づけない意識です。

 

 

 

行動は、必ず意識が向いた方に動きます。

 

 

「どうでもいい。」

 

と思う方向に意識が向けば、行動もどうでもいいような行動になります。

 

 

 

変えるのは、わたしそのものではなく、

 

意識を向ける方向です。

 

 

 

今まで遅刻ばかりしていた人が、

 

 

 

 

5分前行動をするようになれば、周りの人の見る目が変わるのは当然です。

 

 

 

 

腹が立つ相手。

 

嫌いな誰かがいるということは、

 

わたしが気にしていることがある。 = 見直すところがある 

 

そこに気づけば、わたしは、変われる。ということです。

 

 

 

そしてそれは、わたし自身を好きになるということで、

 

わたしがわたしを好きになれば、

 

わたしが嫌いな人は、存在しなくなるということです。

 

 

この世界は、鏡の世界だからです。