自我には、欲があるから、願いが叶うことばかりを考えてしまう。
それが、いけないことだとか、良いことだとか、そういうお話しではなく、
「願いが叶う」という、法則について、気づいたことがあります。
「願う」ということは、今、「それがない」からです。
「それさえ手に入れることができれば・・・」
そう思ってしまうので、そのことばかりに意識が向いてしまいます。
でも、この宇宙の法則には、
追えば逃げるし、
逃げれば追って来るという法則があります。
言い方を変えれば、
追わなければ得られるし、逃げなければ解決するということです。
自我の世界にいるわたしは、
願うことは、叶えようと必死になるし、
イヤなことからは逃げるという、宇宙の法則と真逆のことをしていたわけです。
そしてもう一つ。
願うことは、意識していますが、願っていないことは、意識していなかった。
宇宙の法則は、
願っていないことは、叶います。
自我の世界にいるわたしの、願っていないこととは・・・
頭の中で考えていることのほとんどになります。
「お金がないと不安だわ。」
「老後、どうなるのかしら。」
「病気になったら、どうしよう。」
「あ~、辛い辛い。」
「幸せになんて、なかなかなれないものよ。」
「わたしばっかり損してるわ。」
自我の世界にどっぷり浸かっていた時、頭の中はいつもやかましく、喋っていました。
夕食の献立を考えていたと思ったら、昨日のドラマのワンシーンを思い出したり、
と思ったら、貯金通帳の残高が気になりはじめたり、と思ったら、
「腰が痛いわ~」と思ったり。
「あなたは今日、どんなことを考えていましたか?」
なんて質問されたら
「色々よ。」
そんな答えしか出てこない。
自我を手放し続けて、3年以上がたつと、頭の中はとても静かになりました。
あの頭の中のお喋りは、自我の幻想物語でした。
静かになった頭の中で、何か考え事が始まると、直ぐにわかります。
人間意識が思う、良いこと、悪いこと。
どんなことを思おうと、「◯◯って、思ったんだよね。」
そう肯定すると、それ以上、喋らなくなります。
先日、知人が、ミラクルな出来事があったと話してくれました。
彼女は、地元の新聞や雑誌に載せる記事を書いています。
最近は、新聞や雑誌などの、紙ベースのものの売り上げが下がっています。
彼女のところもそうでした。
彼女は、記事を書く人であり、営業などはしたことがありません。
だのに、急に「営業をしたい」と思ったのです。
それを上司にいうと、「そんなことを今更しても何も変わらないよ。」と言われたそうです。
でも彼女は、「これをこうして、あそこに広告を出してもらったらどうだろう。」と、提案内容を話しました。
「まぁ、それならそうしてもいいけど、週明けに電話してみれば?」
そう言われて、じゃあそうしようと一旦思ったらしいのですが、
「いえ、今から電話してみます。」
と、電話をしたいというワクワク感が、そう言わせたといいます。
その電話を、そのタイミングでしたことで、一番このことを話したい人と電話が繋がり、
「21日以降なら会えます。」という、相手側の意向を聞いた時、21日にと決め、その時間に相手の場所へ行くと、
本来ならいない、大阪のトップ2が来ていて、どんどん話しが進んで、
お互いにとって、メリットだということになり、
結局、3万~30万の広告料金の、20万の契約をとれたそうです。
彼女の会社の人たちは驚いて、自分たちが、最初から無理だと諦めていたことを反省したようでした。
わたしは、彼女に、その出来事が起きるまでに、どんなことをしてたか聞くと、
「ずっと、頭の中で喋っていることを、肯定し続けていたよ。そうしたらメチャクチャ軽くなっていって、わたしの願いがわかるようになった。」と、自慢げに話してくれました。
彼女はただ、自分の「やりたい」を実行に移していっただけだったのです。
わたしがやっていること(思ったことを肯定する)を彼女に伝え、彼女がそれを実行したことで、宇宙の采配が起こりました。
わたしがやっても、彼女がやっても、同じ結果になったのだから、この方法は、宇宙の流れに乗れると確信しました。
頭の中が、空っぽの状態になると、宇宙の采配が起こります。
その采配は、胸の感覚、「やりたい」「楽しい」で、わかります。
宇宙の采配は、どちらも、「ええやん」と思うような結果になります。
いつもより、長いお話しをしてしまいましたが、お話ししたかったのは、
頭の中で、「思っている」と、思っていないようなことは、願いとなって叶ってしまうということです。
宇宙は、わたしの都合の良いことだけを叶えることなどしません。
その波長に乗ってしまえば、叶えられてしまいます。
思ったことが直ぐに叶うことがないのは、タイムラグがあるためです。
自分が、何を思っているのかが明確にわかるようになれば、
何を思おうが、肯定の流れに乗せ、消滅させることができます。
でも、頭の中がやかまし過ぎると、何度も何度も同じことを繰り返し思っていることさえ気づきません。
結局、望まないことであっても、タイムラグがあっても、いつか繰り返し思っていることは、叶ってしまう。
今思えば、
頭の中がやかましかった頃、100の思うことがあったとしたら、90くらいは、「ない」ことを思っていたように思います。