AかBかC。
「どれを選べば、自分にとって一番いい選択なんだろう。」
それより、
「AもBもCも、OK」の方が、世界が広がるんだってことに、全く気づいていませんでした。
『望みは叶う。』
望みを叶える為には、決定すればいい。
そう思っていました。
でもそれは、とても狭い世界を創造していることになっているなどと、思ってもいませんでした。
そもそも、自我の世界にいたわたしは、観えるモノにしか意識を向けていませんでした。
例えば、
「あなたは、どんな人と結婚したい?」
と問われて、
「そうねぇ~。身長は、180㎝くらいでスラッとしてて、イケメンで、優しくて、面白い人で、年収は1000万円くらいの人。」
と、自分の理想を持っていると、
身長170㎝の人は観ないし、体格がいい人は観ないし、ノーマルな顔は観ないし、年収800万円の人は観ない。
みたいに、観える自分の理想のモノばかりにフォーカスしてしまうような状態でした。
「わたしが、結婚したいと思う人と結婚したい。」
と思うなら、結婚したいと思う人が現れなかったら結婚しなくてもいいし、結婚したいと思う人なら、条件は必要ないわけです。
「こんなふうに成りたい。」
そう思うことは自由なのですが、そう思っている表側のわたしがいる。ということは、
「そう成れない」
裏側のわたしがいます。
裏側のわたしが投影した世界が現実に現われているから、「こんなふうに成りたい。」と思っているので、いつまでたっても、成れない現実を観る事になります。
結局のところ、お話ししたかったことは、
条件を付ければ付けるほど、狭い世界になってしまうということです。
ピンポイントで、その望みを叶えなければならなくなります。
その条件が揃うまで、宇宙の采配を、待ち続けなければならないような状態です。
だのにわたしは、それが望みを叶える方法だと思っていました。
ちなみに、わたしは、今の主人と出会った時、全く理想のタイプではありませんでした。
でも、思ったんです。
「この人とは、結婚した方が上手くいく。」って。
で、出会って3ヶ月で結婚を決めて、半年後には結婚していました。
その結果、上手くいっています。
いや・・・そういうことを、お話ししたいんじゃなかった
今のわたしは、将来がどうとか、未来にどうなりたいとかではなく、
『今、この瞬間』を、どの方向へ意識を向け行動することが、肯定の選択か。のみに意識を向けています。
そんなふうに、『今、この瞬間』に意識を向けれるようになったのは、ごく最近です。
でも、体験してきたことを振り返ると、成るように成るんだと思わずにはいられないのです。
2年半くらい前に、本を出したい(到底、本を出せるようなレベルではありませんでしたが)と思い、出版のことを教えてくれるセミナーに参加しました。
でも、わたしには、その講師の方がいう通りのことはできないなと思いましたし、そこまでしてやらないなら、わたしは、そこまで本を出したいと思っていなかったんだろうと思いました。
出版することを意識しなくなりましたが、このブログだけは毎日書き続けました。
自分が気づいたことを、書きたかったからです。
セミナーから2年経ったわたしの誕生日に、ギャラクシー出版の方から、本を書いてみませんかというメールが、このブログのメールに届きました。
もう本を書きたいという気持ちは無くなっていましたが、書かないわたしと、書いたわたしを天秤に乗せた時、
書かないわたしは、今のままで何も変わらないけれど、書くわたしは、大変だろうけど、今と違うわたしに成れると思い、本を書くことを選択しました。
この体験で気づいたんです。
「そうなったらいいなぁ~」くらいで、わたしの分相応のピッタリの方法で願いが叶ってしまう。
でもね、セミナーに行かなくてよかったかというと、そうではないんです。
あの時、「セミナーに行ってみよう。」
そう思って実行したことで、結局、出版するというタイムラインを歩いてきた。
ずっと成長したいと思い続けて、このブログを書いて、他の方のブログを読んで、日常生活を遣って、学んできたことが、結局本になりました。
2年半前のわたしには、書けなかった。
今回出版した本は、3月に原稿を提出したもので、それから半年以上たって、あの時わからなかったことが、今のわたしにはわかるようになりました。
やりたいことは、継続すること。
目の前に現れた現実から逃げないこと。
『今、この瞬間』を、肯定の方向へと意識を向け行動すること。
決定するのは、『今、この瞬間』だけでいいんだと、そう思います。