とても不思議だと思うことがあります。
「知っている」と、思うことは、「全てを把握しているから、いつでもわたしにはできる。」
と、思い込んでしまうことです。
スピリチュアルの本を、読み倒した時、
「あ、これ知ってる。あのことね。わかるわかる。」
「ああそれね。こういうことでしょ?」
みたいに、
知ってること = できること
と、大きな勘違いをしていた時期がありました。
300冊以上の本を読み倒して、
「もう本はいいや。」
と、読まなくなったとき、わたしの世界は、何も変わっていないことに気づきました。
いえ、本を読んではいけないとか、そういうお話しではありません。
わたし自身、
『自我の世界と、もう一つの世界 ~辛苦のない世界の存在~ KoRuRi』を、
10月24日にAmazonから出版しました。※ちゃっかり宣伝しています。
知識は、必ず役にたつときがやってきます。
でも、大きな勘違いは、
知っていることで、満足してしまっていたことでした。
何故わたしは、そう思い込んでいたんだろうと振り返ってみると、
「わたしが観ている現実を変えるには、わたしの望む方向へ舵を取ればいいんだ。」とか、
「願っていれば、望み通りの世界になるんだろう。」みたいに、
口を開いて待っていれば、いつかぼた餅が落ちて来るだろう。みたいな想いがあったように思います。
そんなわたしが、自ら動きだしたのは、
「本当に、この世界に法則があるのなら、そのコツを身に着けたい。そして、コツを掴んだら、わかりやすく伝えたい。」
そう思ったからです。
「自分でコツを掴みたい!」
と決定したことで、わたしの意識は、コツを掴むようなことにフォーカスをし始めました。
すると、コツを教えてくれる方が現れました。(ブログ)
コツを教えてくれる方というのは、自分で実際にやって習得している方です。
料理だって、スポーツだって、どんなに本を読んだところで、実際に作ってもない、やってもないことは、伝えることはできません。
「ここを勘違いしやすいな。」とか、
「これが、そういうことか。」と言えるのは、実際に自分がやってみて、何度も繰り返した結果、得られたものです。
検証を繰り返さない限り、宇宙の法則を知ることも遣うこともできない。
霊性進化プロセルは、必ず順番に進んで行くように思います。
飛び級は、存在しないと思います。
1段階から5段階に行くまでの経過の速さは、その人が過去世から引き継いだプロセス段階と、今世、達成したいプロセス段階によって、人それぞれであろうとは思いますが、わたしにはわたしのプロセス段階があるのだと思います。
わたしが読んだ本には、1段階の方もいれば、10段階の方もいたり、まだその上の段階の方もいたのだと思います。
そして、わたしにもわたしのプロセス段階があり、1段階のわたしが10段階の方の本を読んで得た知識が、わたしに直ぐ活かせることは、できなかったんだろうと思います。
でも、読んで知っていると、自分もできている。と勘違いしてしまっていました。
本当に、この世界に法則があることや、意識の世界と現実の世界の循環があることを体験するには、やってみるしかありません。
この世界は、思うだけでは、結果として観えない世界です。
わたしのレベルを知っているのは、わたしだけです。
質問は、常に内側にする意味は、
わたしには、わたしのレベルでの答えがあるからです。
小学2年生のわたしが、大学生の問題は解けないように、
わたしは、わたしの分相応の答えがあります。
その答えをみつけない限り、3年生には成れないしくみがあります。
1年間、2年生でいれば、自動的に3年生に成れるようなシステムは、霊性進化プロセスには存在していませんでした。
「知っていること」と、「やれること」は、全く別の世界です。