全てを、自分に還すと、
課題の答えが、現れます。
母が入所するにあたり、日用雑貨を始め、衛生消耗品、収納ケース等々、たくさんの買い物をしました。
わたしは、同じように母が買ってきて欲しいというものを、ホームセンターで購入し、母に渡していました。
母は、わたしの買ってきたものを見ては、
「こんなにいい物があるんだ。ええやんかぁ~。ありがとう。」
そう言っていました。
ところが、1回だけ、そうはならなかった時がありました。
入所施設の居室の洗面台の下に、ドライヤーや洗面場で使う物が、1つのかごに入れてあるためゴチャゴチャしているから、引き出し式の収納が欲しいといいます。
「高さは40㎝。幅は30㎝くらい。奥行きは40㎝くらいかなぁ。」
そう、母が電話で言うので、メモをしてホームセンターに行きました。
3つの引き出しがあり、幅も30㎝くらいで、奥行きも40㎝未満です。
ちょうど引き出しになっていて、ドライヤーも入るし、きっと気にいるだろうと思いました。
母が内科受診をするために、施設まで迎えに行き、受診が終わってから母が家に立ち寄りました。
きっと喜ぶだろうと自慢げに見せると、
「あれ~、これはあかんわ。こんなの入らへんわぁ~」
そう言うのです。
わたしは、母が言った通りサイズをメモに書いて購入したというのに、奥行きは40㎝もないし、20㎝だと言ったと言い張ります。
わたしは、腹が立って、
「じゃあ、もう一回買い直してきたらいいんやろ!」
そう言いました。
感情で動いていると気づいたわたしは、そのケースの置き方を提案しました。
母は、「とにかく持っていって、置いてみるわ。それでもダメなら、また相談するわ。」
と言いました。
結局、夜になって、「上手く入ったわ。」と電話がありました。
「それみぃ。わたしが正しかったやろ。」
と、言いたいわたしがいましたが、何かが還ってきた。と思いました。
ホームセンターでそのケースを買う際、もう一度サイズを確認した方がいいかなと思ったんです。
何故なら、母がサイズを教えてくれていた時、あまり自信がなさそうな言い方をしていたからです。
でも、わたしは、「めんどくさい」を遣っていました。
あの時、ちゃんと聞いていれば、このタイムラインはなかった。
こうやって、自分を誤魔化した時、必ず自我の言い訳が始まり、誤魔化したわたしの恥ずかしさを隠す為に、怒りを表に出します。
自我が発動すると、想いや感情が優位に立ち、立ち止まろうとしません。
立ち止まらなかったわたしを責めているとか、反省しているとかのお話しではなく、
宇宙の法則は、絶対だということ。
自我の世界に、どっぷり浸かっていたときは、四六時中誤魔化していましたし、言い訳してましたから、怒りの感情は何度も体験していました。
でもそれは、相手がそうさせたことであって、わたしが投げたブーメランが還ってきたとは思ってもいません。
投げたブーメランは、どんな形にしろ、必ず還ってきます。
還ってきたブーメランは、素直に受け入れるだけです。
ブーメランは、投げる前に、どの方向へ投げるかを決定します。
投げる前のわずかな瞬間に決定します。
100回投げる前に、3回しかできなかったことを、
100回投げる前に、30回できるように、
100回投げる前に、80回できるように、
100回投げる前に、100回できるように、訓練中です。