自我は、本当に頑固なんです。
「悲しい思いや、辛い思いをしたくない。」と言いながら、
悲しい思いや、辛い思いをする世界を創造します。
「独りぼっちになんてなりたくない。」と言いながら、
誰にも会わないし、誰とも挨拶をしようとしません。
「誰も、私に優しくしてくれない。」と言いながら、
誰にも優しくなんてしません。
自分は、何もしないのに、
「誰も何もしてくれない。」と言います。
本当に、天邪鬼です。
じゃあ、自我は、それでいいと思っているのかというと、そうではなくて、
人一倍、愛に飢えてるし、
誰よりも、幸せになりたいと思ってるんです。
そんな、天邪鬼な自我に、同じようにこちらが天邪鬼になっていては、いつまでたっても交わることはありません。
実は、天邪鬼の自我は、相棒を探してるんです。
自分と一対になれる相棒。
その相棒を見つけることができれば、もう何の文句も言わず、穏やかに過ごすことができます。
相棒を見つけるには、鏡の法則が必須です。
感情が現れたら、相棒が現れたサインです。
相手に意識を向けるのではなく、わたしの方へ意識を向けます。
わたしが、最近よく思っていたコト。
わたしが、最近、よく考えていたコト。
最近、わたしの周りの人がよく言うWord。
最近のわたしの行動。
最近、わたしがよく目につくコト。
その中に、相棒になるヒントが隠されています。
天邪鬼の自我は、わたしが気づいてくれるのを待っています。
現実の世界を誤魔化すことはできても、意識の世界を誤魔化すことは一切できません。
心底、腑に落ちなければ、相棒を見つけることはできません。
心底、自分に素直にならないと、相棒を見つけることはできません。
心底、自分に正直にならないと、相棒を見つけることはできません。
相棒を見つけて、陰陽一対にする。
安定して、もう何の文句も言わなくなります。
自我の世界から脱出できるくらいの位置に行けば、
悩みは、自分で創った幻想物語だったことがわかり、
感情は、味わうためのものではなく、自我を手放すためのサインだったとわかります。
悩みや感情を創造しない世界は、今、ここにあります。