スピリチュアルに関連する本を読んでいて、
「へぇ~、そうなんだぁ。」
そう思うことは何度もありました。
別のスピリチュアルの本を読んだ時も、
「へぇ~、そうなんだぁ。そうなればいいよなぁ。」
そう思いました。
何ヶ月か経って、同じ本を開いて読んでみると、
「あぁ、そういえば、こんな大事なこと読んだのに、忘れてた。」
そんなことを、いつも繰り返していました。
本に頼らなくなって、自分で検証するようになって、
「そういうことか!」
と、完全に腑に落ちた時、
もう、そのことを覚えているかどうかというより、遣うことができるようになっていました。
この世のしくみを、思考で捉えようとすると、
非常に複雑になり、
「えっ これもあれも、同時にするなんてできない」
と、メモにでも書いて、読みながら行動に移すような状況になります。
この世のしくみの理を、完全に腑に落とすことができれば、
一瞬にして世界が変わったり、
一瞬にして、大嫌いだった相手のことを、思いやることができたり、
一瞬にして、さっきまでの怒りが、どこかへ飛んでいってしまいます。
この世のしくみの理を、完全に腑に落とすことができれば、
どんな場面が目の前に現れようと、
意識が瞬時に判断し、対応を開始してくれます。
思考は、
引き出しの中に入れた記憶を思い出してから遣おうとするので、とても遅いのです。
この世のしくみの理を、心底腑に落とすことができれば、
その意味がわかりますから、遣います。
同じしくみなのに、1年前に知った時と、今とでは、捉え方が全く違う時がよくあります。
それは、わかっていなかったのではなく、
その位置で捉えることしかできなかったんだと思います。
一段一段階段を昇っているうちに、いつの間にか100段目に到達することはあっても、
一気に100段目に到達できないのが、『学び』の世界のルールのように思います。
それほど大切で、
本当に、『学ぶ』ことが必要なんだと思います。
色んな体験をして、何度も何度も繰り返してきたこともありますが、
そんな体験を通じて思うのは、
「忘れていた。」
と思ったら、
「まだ、思考を使っているな。」
と、自分の今いる位置を知ることは、とても大切だと思います。
感情に振り回されていたことに気づいたら、
「あぁ、自我の世界の中にいるな。」
と、素直に認めていくことが、
結局、次元上昇に繋がっていくように思います。
自分を誤魔化さない。
自分に素直になる。
これは、自我を手放す上で、最も必要なことだと、そう思います。