『意識の世界』と『現実の世界』は、両方が揃ってワンセットになっています。

 

 

『意識の世界』で、いくら色んなことを思い描いても、『現実世界』に現れることはありません。

 

『現実の世界』に観えるモノになるには、

 

『意識の世界』から、『現実の世界』へと、観えるモノになるプロセスが必要になります。

 

 

 

このプロセスを、思考だけで組み立てていき、現実世界に観えるモノにすることは可能ですが、思考は、わたしの持ちえた知識や体験から組み立てようとするので、いつか必ず限界がやってきます。

 

自我の世界にいると、『意識の世界』にいる、無限の叡智と繋がっているわたしと繋がることがとても難しくなります。

 

言い方を変えれば、

 

自我を手放していけば、意識の世界にいるわたしと繋がりやすくなって、叡智を、閃きとか、ふとそう思うことで教えてくれるようになります。

 

 

 

 

わたしは、悩んでいました。

 

出版するための原稿を提出し、添削してもらいアドバイスを頂いたところを修正しました。

 

編集者の方は、「このままでもいいですよ。」

 

そう言ってくれましたが、わたしの中では、ピースがカチッとハマりません。

 

「どんな内容に、どんな構成にすれば、読みたいと思う本になるんだろう。」

 

そう思っていました。

 

 

 

そんなある朝、テレビを見ていると、

 

色んなキャリーバックの中から、一番使いやすいのはどれかと、検証しているテレビ番組がやっていました。

 

軽いかどうか、荷物はたくさん入って入れやすいか。

 

コロコロと持ち運びしやすいか、ハンドルの部分がしっかりしているか等々の検証です。

 

検証結果を、第三位から報告され、第一位が発表されました。

 

№1になったそのキャリーバックを開発した社長さんが言います。

 

「やっと世間の人に名前を知ってもらえることになりました。」

と、喜んでいました。

 

 

 

ちょうど、旅行に行く予定になっていたわたしは、値段もお手頃だし、三週間後の旅行にも間にあうと思い、「イオンに買いに行こうかな。」そう思いました。

 

でもすぐに、

 

「あっ、ネットで注文すればいいのか。」

 

そう思い、ホームページから注文をしました。

翌日には届くということでした。

 

 

でも、翌日パソコンメールを見ていると、その会社からのメールがあり、

 

「注文が殺到し、在庫管理のシステムが故障したため、在庫数が把握できない状況で、いつお届けできるかわからないので、キャンセルも受け付けます。」

 

というような内容が届いていました。

 

わたしは、まだ旅行は先のことだし、もう少し待ってみることにしました。

 

 

その時に気づいたんです。

 

何で注文が殺到したのか。

 

 

使ってみないとわからないキャリーバック。

店頭でデザインとか軽さとか中味は確認できますが、実際に荷物を入れて重くなったり何度も使っていると、不自由だと感じることがあります。

 

でも、どのメーカーのどのキャリーバックが、どんな特徴があって、どう使いやすいのかがわからないから、不自由だと感じながらも使ってしまっていた。

 

それが今回テレビで、コロコロするところが取り外しができて洗えることや、軽いことや荷物が沢山入れれることを紹介してくれたことで、

 

わからなかったことが、わかった。

不自由だと思っていたことが、解消される。

 

と、わたし自身がそう思ったから購入した。

 

 

 

本もそれと同じだと思ったんです。

 

わからなかったことが、わかる。

上手くいかなかったことが、解決される。

 

そんな構成にすればいいのかと、三日後に再提出する予定だった原稿を、2週間延ばしてもらって、もう一度書き直しました。

 

 

 

この体験で、つくづく思ったんです。

 

『本当のわたし』の望みを叶えていけば、

 

『意識の世界』と『現実の世界』が循環しだす。と。

 

 

 

『現実の世界』だけで生きてきたわたしにとって、この『意識の世界』とのやりとりは、まるで、魔法の世界のようです。

 

結局、キャリーバックは、1週間ほどで到着し、旅行には十分間に合いました。