自分が体験したことは、全て真実になります。
例えば、私は
UFOを見たいと思っているのですが、実際に見た事はないので、
「いたらいいなぁ。きっといるんだろうなぁ。」
と、思うことはできますが、体験した事実を話すことはできません。
『鏡の法則』も全くそれと同じで、体験すれば自分にとっての真実になります。
『鏡の法則』を遣うことができれば、誰にも自分の悩みを話さなくても、全て自分の中で完結してしまいます。
『鏡の法則』を遣うことができれば、自分の観える外の世界が変わっていきます。
『鏡の法則』を遣うことができれば、私たちは本当に意識というスピリットであると確信します。
『鏡の法則』を遣うことができれば、『陰』の世界を『陽』に反転することができますから、『陽』の世界を体験していくことになります。
『鏡の法則』を遣うことができれば、感情に振り回されることはなくなってしまいます。
自我の世界から抜け出すためには、この『鏡の法則』が不可欠で、
自分で自分の人生を創造するためには、この『鏡の法則』が必ず必要になってきます。
『鏡の法則』を遣うタイミングは、感情が動いた時です。
私は、
アジの開きを食べたことがあるので、言葉で「アジの開き」と聞いただけで、
鼻の奥の方では、アジが焼けたいい匂いがしますし、
アツアツの焼きたてのアジの干物の美味しさも、食感も思い出すことができます。
でも私は、臭いけど美味しいと言われる、
くさやの干物は食べたことがないので、どんなに「くさや」と言われても、臭いも味もわかりません。
食べたことがないので、思い出しようがないのです。
これと感情は同じです。
感情が動いたということは、必ず体験した記憶があるということです。
何かの体験にくっついたその感情を、その体験から外してあげないと、望む体験をしようと思っても感情が邪魔をしてきます。
くさいのがイヤだと、いつまでも「くさや」を食べようとしなければ、「くさや」の美味しさがわからないように、
くさい → 美味しい
というように、鼻で捉える感覚から、味を捉える感覚の方へ意識を変えていくイメージだと言えばいいでしょうか。
感情は、課題投下のサインです。
私が持ってしまった執着で、その執着した信念や自我を持っていることで、それが
壁となって、私の前に立ちはだかっているだけであって、この壁の向こうには既に私が望む世界があります。
この壁を
ぶち破る為には(実際には、溶けてなくなるような感じです)『鏡の法則』を遣わなければなりません。
私がやっていた方法は、
私の感情を動かした相手に対して、私がどう思っているかを紙に書きました。
もし誰かに読まれたら、警察へ連れて行かれるかもしれません。
もし誰かに読まれたら、病院に連れて行かれるかもしれません。
※書いたものはシュレッターにかけることをお勧めします。
でも、それくらい正直に、胸のモヤモヤを全て文字に変えてしまいます。
この『鏡の法則』を遣うポイントは、「素直になること」 なんです。
オブラートに包んで、「感謝してる」だの、「私の方が本当は悪いの」などと自分を誤魔化しても、意識の世界にいるガイドは、1000%誤魔化すことはできません。
もうこれ以上書くことはないというくらい書いたら、
「私は何故、腹を立てているのか?」 とか、
「私は何故、そんなに悲しいと思うのか?」 と、自分自身に質問します。
私の経験上ですが、
自分の気持ちを、原稿用紙に100枚書いたとしても、それをざっくりまとめると
「バカにされたくやしさ」 = 無価値観
「自分の想い通りになってくれない」 = 執着、依存
「信じてもらえない」 = 不信感
「のけものにされている」 = 疎外感
「認めてもらえない」 = 自分の存在価値
くらいにまとまってしまうのです。
これはそっくりそのまま、
「私が、私のことをそう思っている」
「私が、誰かのことをそう思っている」
「私が、私にそういうことをしている」
「私が、誰かにそういうことをしている」
相手の人が、私の観えない奥底にあるモノを投影してくれた状態です。
書いている途中で、
「私は、こんなことを思っていたんだ。」
と気づくことができたら、今回の課題はクリアです。
本当にクリアできたかどうかを確認するには、
もう一度、相手のことを思い出します。
さっきまであんなに腹が立った相手だったのに、思い出しても何も感情が動かなくなったら、手放すことができた証拠です。
胸の感覚は、とても軽くなりスッキリした感覚を味わいます。
明日その相手に会った時、
「おはよう!」
と、何の違和感もなく挨拶ができ、相手も笑顔になっています。
自分が観る外の世界が変わった瞬間です。
この『鏡の法則』を遣う時のポイントは、
① 素直になる。
② 感情が動いた時、「私に何を教えてくれようとしているんだろう」 と、自分に質問すること。
③ 相手の態度を変えさせようとか、相手に謝らせたいと思って『鏡の法則』を遣えば、法則を遣うどころか、その自分から放出されたエネルギーは、必ず自分に還ってくることになります。
最初の頃は、自分が正しいと思い込んでいる自我が強いので、相手が悪いと思います。
でも、その自我に打ち勝って、自分の内側に意識を向けることを何度も何度も繰り返せば、どんどん軽くなる自分や、外の世界が変わったと感じる体験をするようになります。
その体験は、真実になっていき、意識の問いは、意識の世界に答えがあることがわかっていきます。
感情の炙り出しは、これでもかってくらい、半端なくやってきます。
その感情から逃げず、向き合うことが最短で解決されていきます。
まずは体験すること。
体験したことは、真実になっていきます。