自我の世界にいた私は、自分のことで精一杯でした。
家事のことでも、仕事のことでも、
早く終わらせたい。
早く自分の為の時間を創りたい。
そう思っていました。
「あなたの為に、そう言っているのよ。」
そう言っていたのは、私が満足したかったからでした。
いえね、過去の自分を思い出して、落ち込んでいるとか反省しているとかではなく、
自我の世界は、そういう世界であり、そういう世界が自我の世界だった。
ということが、わかったというだけです。
なんて狭い部屋の中で生きていたんだろうと、
自分で勝手に壁を創って、
自分で勝手に我慢をして、
自分で勝手にもがいていた。
そういう自分がいたことが、わかったということです。
今の私がいる場所へ連れてきてくれたのは、紛れもなく私の周りにいる人たちでした。
人と関わらない限り、私はあの狭い部屋からは出られなかった。
確かに、スピリット意識の Win-Win の世界ではありますが、
私がそのタイミングで観せられている自我に気づかなければ、
その人が、私の前に立てば、いつまでも同じように
『我』を張らなければならなかった。
『我』は、素直ではなく、本当に頑固です。
素直に認めればいいものを、怖がって認めようとはしませんでした。
自分のどんな姿を観てしまったとしても、
ただただ、「これが私だったんだ。」 と、素直に認めることができれば、
鏡に映った私を、全て赦せるようになります。
それは決して我慢することではありません。
『鏡の法則』は、我慢の世界から脱出させてくれる法則です。