『今、この瞬間』
意識をどの方向に向けたのか。
その結果、どんな行動をとったのか。
そこには、素直さや正直さがとても大切です。
大嫌いな上司だけど、挨拶はしなきゃぁならない。
自分では、他の人と同じように挨拶をしているつもりでも、周りから見れば、
「嫌いな上司に仕方なく挨拶しているな。」
というのは、バレバレなように、
本当の自分の気持ちを誤魔化すのは、とても難しい。
お金が道に落ちていて、誰も周りにはいなくて、誰にも見られていない。
正直で素直な気持ちは・・・
「ねこばばしたい」
この世のしくみは、素直で正直であること。
「うん、だから、ねこばばしよう。」
ねこばばしたお金をポケットに入れようとする時、キョロキョロしながら素早く入れる。
そのお金を、素早く使ってしまうか、家に持ち帰って他のお金と一緒に入れて、わからないようにしてしまうか・・・等々
誰に見つからなくても、自分自身は知っています。
誰を誤魔化せても、絶対に自分だけは誤魔化せない。
ねこばばの語源は、
『猫が糞をした後に砂をかけて隠すことからたとえたもの』
わかっているわけです。
自分が悪いことをしているということを。
拾ったお金を、ねこばばするのも、交番に届けるのも、自分の選択。
だけど、この世のしくみは、完全なる平等。
必ず、還ってきます。
こういう、お金を拾って・・・というお話しなら、
「私なら、交番に届けるなぁ~」とか、「金額によるよなぁ~」とか、色々自分ならと考えますが、
この自分を誤魔化すというのは、本当によくやってしまっていることなんです。
「本当は、○○がいいけど、あの人がそう言うなら、ま、それでいいか。」
こんなふうに思うのは、日常茶飯事で、社会人として当たり前で、別に大したことないし、どっちでもいいと思ってるから?
どんなふうに思っても、どんな考え方をしても、それは自由に選択できます。
ただ、この世のしくみは、全くブレません。
「本当は、○○がいいけど、あの人がそう言うなら、ま、それでいいか。」
この言葉には、自分の意識とエネルギーが乗っかっています。
この言葉の奥にあるのが、
諦めなのか、
責任を負いたくないのか、
めんどくさいからなのか、
それはわかりませんが、
本当の自分から逃げるという言動や行動は、自分を誤魔化しているということです。
素直になる。
正直になる。
それは、本当の自分に対してのことです。
霊性進化は、気づきでもあります。
素直になる。
正直になる。
そこから気づきは始まります。