この世に生まれてから、たくさんのモノを買ってもらったし、買ってきた。
おもちゃ箱は、いっぱいになり、年を重ねるごとに、昔のおもちゃはいらなくなる。
捨てていかないと、部屋中が、おもちゃだらけになる。
この世に生まれて、色んな体験をしたけれど、忘れてしまったこともいっぱいある。
忘れてしまったことは、自分の中で、無かったことになっていたけれど・・・、
もう、そんな昔の事は、自分の記憶の中からは消えてしまったと思っていたけれど・・・、
本当はそうじゃなく、記憶の倉庫にしまわれているだけ。
過去の記憶を思い出す時、必ずその時の自分に戻ってしまう。
2歳なら、2歳の私に。
10歳なら、10歳の私に。
その時に感じた感情を、今の私がみると、
あんなことくらいで、落ち込んでたんだぁ~
あれくらいの事で、怒ってたんだぁ~
そう思えてしまうくらい、大したことではなかったかもしれないけれど、
その時の私は、真剣だった。
その時の私は、
もっと褒めて欲しいと思っていた。
その時の私は、
みんなと一緒に遊びたいと思ってた。
その時の私は、
もっと甘えたいと思ってた。
その時の私の気持ちを知っているのは、私だけ。
外に見える世界を鏡にして観た時、
その鏡に幼い頃の私が映っていたなら、
その私を癒せるのは、私だけ。
もっと褒めて欲しいと思っていた私がいたなら、今の私をもっと褒めてあげる。
みんなと一緒に遊びたいと思っていた私がいたなら、今の私ともっと遊んであげる。
もっと甘えたいと思っていた私がいたなら、今の私をもっと甘えさせてあげる。
それができなかったことで、我慢して閉じ込めた感情を、丁寧に観てあげる。
我慢して閉じ込めた感情は、まるでなかったことのように無視される。
それは、本当のあなたが閉じ込められた場所。
いつか必ず、そこから出たいと苦しみ始める。
心が苦しみだしたら、『手放せ』と言う、愛図。
持ってしまったモノは、手放さない限り、心の中に存在し続ける。