もともと、私たちの心の中に、ダムなんかなかった。
豊かな自然、豊かな水
溢れるほどの豊かさがあった。
ただ、この人間として生きる上で、自我と言う、ダムを造る必要があった。
誰一人として、愛が枯渇している人なんていない。
このダムの向こうには、溢れるほどの愛がある。
ダムが、自我で造られていることがわかれば、ダムは崩壊し始める。
自我は、個の意識を優先する。
個の意識が集まれば、集団意識となる。
愛をせき止めたダムを崩壊することができなければ、愛は枯渇する。
個が持つ愛が枯渇すれば、集合意識の愛も枯渇する。
逆に、個が持つ愛が溢れ出れば、集合意識も愛で溢れる。
それはまるで、私たちの体のようで
36兆個の細胞で出来上がっていると言われているこの体。
私ひとりくらい・・・
私のことなんて・・・
私みたいな・・・
その私ひとりが、細胞として働かなくなったら、体全体に影響を及ぼすように、
この私の存在が、集合意識に影響を与える。
私たちは、もともと、溢れるほどの豊かさを、持ってる。