本当に、本当に面白いよ。
自分が自分にかけた、ロック。
それはまるで、
パソコンのパスワードみたいなモノで、
私の性格も、私が好むモノも、私の癖も、全て知り尽くして、至る所にロックがかかってる。
でも、このパスワードは、私がセットした。
ここで、こう悩むだろうから、次にこの人に会わせて・・・
でも、この人とのトラブルだけでは、まだこの時点では気づかないだろうから、もう一人、こんな仕掛けをしておこうか。
この部屋一つ一つの中には、ドラマのセットが既に用意されていて、配役もセリフも、必要なモノも全部準備されている。
あとは、私がロックを解除して、この扉を開けることができるかどうか。
この部屋に入ると、この中に設定されたドラマの主人公になり、色々な体験をすることになる。
その体験を通じて、必ず学びがあり成長できるようになっている。
自分が設定したその部屋での課題をクリアできると、体も心も軽くなる、いわゆる周波数を上げることができると言うご褒美がもらえる。
次の部屋は、その軽くなった自分の周波数と同じ周波数の部屋が用意されており、前の部屋と同じようにドラマがセットされている。
このドラマは、とても巧妙にできあがっていて、最初はドラマだとわかっているが、どんどんそのドラマにのめり込んでしまうようになっていて、自分の世界はここだけしかないと思わせられる。
いくつも、いくつも、このドラマを体験することで、この部屋から出る共通の方法がわかりだしてくる。
実は、どの部屋にも共通したパスワードが存在している。
1つ目は、その部屋で必要な観念か信念、エゴに気づいて、自分の制限を外したかどうか。
2つ目は、自分さえよければいいと思い込んでいることに気づけたかどうか。
3つ目は、これが幻想だと気づけたかどうか。
4つ目は、自分の事を信じる事ができているかどうか。
そして、最後に、『ゼロ』に戻ると、この扉の前で選択したかどうか。
あとは、本当の自分とつながることができれば、閃きによってパスワードを送信してくれるようになっている。
すると、次の部屋のドアのロックが解除される。
ただ、今年は今までとは、全く違う部屋が用意されている。
その部屋のナンバーは、『0号室』
今までは、既にドラマのセットが作られていたけれど、この『0号室』は、部屋の番号と同じように『0』。何も無い。
何も無いけど、全てが在ると言う部屋。
この部屋に到達できた人は、自分の好きなようにドラマの設定をし、セットを準備できるようになっている。
それも、一瞬のうちに、そのセットは出来上がってしまう。
今日と明日のドラマの設定を変更することも可能。
その部屋は、全ての人が入れるようになっている。
ただ、この部屋に入ることを、諦めなかった人だけがこの部屋に到達できるようになっている。
もうすぐ、その扉が見えてくる。