人間が持つ、この感情と言うモノ。
喜びも、楽しさも、笑いも、高揚感も味合わせてくれるが、一度、憎しみや恨みを誰かに持ってしまうと、その他の感情が一切消えてしまうくらい、感情の底なし沼に入り込んでしまう。
その憎しみや恨みは、相手が謝ってきたとしても、表面上では取り繕えるが、寝ても覚めても気が収まらない。
どうやったら、この感情が消えてくれるのか。
職場の男性から、
「話しかけてくるな」 そう言われた。
こっちだって、あんたなんかと話したくはないわよ
そう思ってはいたけれど、仕事上の事で、どうしても話しかけなきゃならない。
仕事優先 自分の感情を押し殺して、その男性に話しかけた。
「話しかけるなと言っとるやろ バカかお前は」
そう言いながら、すぐ側まで詰め寄られ、顔をジィーッとみられ、睨みつけられた。
彼は、トラブルをよく起こし、しばらく休んでいたこともあった。
この日も、この彼の様子を見た先輩が、彼を早退させた。
私はいったいどうしたらいいんだろう。
私はいったい、何を外せと言われてるんだろう。
こんな状況になってしまうと、彼と会うのが嫌になるし、その彼が出勤している日は、出勤したくない。
仕事中も、仕事が終わっても、家に帰っても、眠りにつくまで彼のことが頭の中をグルグル回りだす。
朝、起きた瞬間にまた、彼の事を思い出す。
きっと、以前の私なら、どちらから相談を受けていたとしても、お互いの言い分を聞いて、最終的には、
「大人なんだから、我慢しなさい。」 とか
「仕方ないよ。人は変わらないから。」
そう言って、その場を収めていたかもしれない。
でも、幸いにも、この世には法則が存在する。
法則は、解ける。
こういう出来事が起こった時、その人が取った態度や言動に意識を向けてしまうが、実はそこに意識を向けない。
彼がとった行動や言動は、彼の内側から出たモノが外に現れたと言う結果。
怒りを表現している彼は、受けた側の彼女に自分を映し出している。
表現されたモノは、結果。
共鳴共振について先日ブログに書かせていただきました。
同じ周波数を持った相手に、自分を映し出します。
『陰陽一対』
その周波数を外に表す彼と、その周波数を内に閉じ込める彼女は、同じ周波数、この場合『怒り』ですが、その表し方が外か内かだけで、持ってる周波数は同じ。
彼女も、彼に『怒り』を持っていることになります。
では、何の『怒り』なのか?
彼に聞かなくても、彼女に聞けば、解けることになる。
でも、彼女だってわからない。何で怒られるのか。
そうです。彼の事は彼にしかわからないので、彼の事は考えなくていいんです。
聞くのは、
怒られたあなたが、どんな感情を持ったか。
そして、その感情と同じ感情を味わった経験がないか。
彼女にはありました。
小さい頃、転居してきた時、寂しく馴染みにくい辛い気持ち。
この気持ちと、彼の態度や言動によって感じた感情と同じでした。
と言うことは、彼も、『孤独の中にいる』と言うことになります。
それがわかった途端、彼女は泣きだし、自分の事しか考えてなかったこと、初めて彼の事を考えた事を伝えてきました。
彼女にとって、一瞬で憎しみが感謝に変わりました。
自分の潜在意識の中にあった地球の周波数を、彼が炙り出してくれたことがわかったからです。
ただ、彼も彼女も、自分が孤独だと感じているのだとしたら、それは外の世界を観て言っていることになるのですから、内側の自分が孤独だと言うことです。
インナーチャイルドが、孤独だと思っていると言う事です。
この世は、『鏡』の世界です。
『ゼロ』になるために、自分ではわからない地球の周波数を見せてくれます。
そして、この私もこの『鏡』を見せてもらったので、この地球の周波数を捨てますね。