ちょっと、ちょっと 聞いてくれます?
今日は、月1回の母の内科受診の付き添いの日だったんです。
内科だけじゃなく、歯科と眼科も。
朝、うちを8時に出発して、母を迎えに行って、病院へ行って。
今日は、やたらと採血のところが混んでいて、手続きしてから1時間くらいかかりました。
それから歯科へ行き、眼科へ行き、内科に行ったのはもう11時を過ぎてました。
え? 待ち時間、私は何をしてるかって?
そんなの決まってるじゃないですか。
「鬼滅の刃」の漫画本を読んでるんですよ
※もろ、インナーチャイルドのことですって、ほんま。
母の血液データーは、すこぶる良くなってきていて、ドクターもこの改善力には驚いてます。
もちろん、母も食事には気をつけ、自己流の運動を毎日続けたその結果なんだろうと思います。
内科の診察が終わって、処方箋を薬局へ提出して、その間にコンビニで買ったいつもと変わらない昼食を休憩所で食べ、薬をもらい帰路へ。
でも、今日は、寄るところがあったんです。
父が退院後に行く、サービス付き高齢者向け住宅の見学に行きました。
その場所は、実家から歩いて3分の所にあります。
実家は、古い家なので段差が多く、トイレも外にあるんです。
田んぼを耕作していた家の方ならわかると思いますが、田植えとか、畑とかドロドロな長靴や地下足袋を、一旦脱いで家に上がると言うのは大変で、だから田舎の家は、結構外にトイレがあるんです。
うちの家もその構造で、どんなに今の父の体の状態を父に説明しても、父は記憶を失ってしまいます。だから、家にいた時のように、自分の足腰の弱さなど忘れてしまって、外のトイレに行こうものなら、父は転倒し(今日もトイレの前で転倒したそうです)、おまけに外で倒れていても、母は別の部屋で寝ているので、気づかないか、もしくは、そのことが気になって母が四六時中、父の事を心配しなければならない事態に陥るのを避けるため、とにかく一旦、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)に入ってもらうことにしました。
父には説明しましたが、今いる病院も病院なんだか、老人ホームなんだかよくわかっていない状態です。それがまた、可愛いんですけどね
と、言うことで、そのサ高住に見学に行き、説明を受け、持参する物品のリストを頂き、私は一旦母を実家へ降ろし、直ぐにリストの買い物にでかけました。
買い物を終えて実家に戻り、母の薬をお薬カレンダーにセットし、それが終わったら父のところへ行くと言うスケジュールでした。
母は、父の布団やら必要な物を一生懸命引きずりだし、私にどれを持って行けばいいかと尋ねてきます。
そのサ高住の経営者は、実は母の遠い親戚関係にあり、今回もとても優遇してもらってるんです。コロナ禍ではありますが、母の面会を許可してもらい、おまけに、近いから荷物も取りに行ってあげると言って下さり、服や必要な物も一緒に選んでくれると言うのです。
だのに、母は私にどれかを選ばせようとし、施設の人に任さればいいと言うのに、不満げで、はぁはぁ言いながら、水を飲む姿を私に見せてくる。
私だって、今月に入り、ずっと母の病院の付き添いや、父の毎日の面会で、心の中では、
えらいのは、こっちやわ
そう思いながら、
「じゃあ、父ちゃんの所へ行ってくるから」
そう言って、そそくさと車に乗って父の面会に行き、家に帰りました。
台所の片づけをしながら、何だか母の事が気になる。
さも、自分だけが大変な思いをしているような態度が気に食わない。
「・・・・」
ここで、やっと気づいたんです!
私の意識が『先』で、見える世界は『後』だと
何度も引っかかるこの技
面白すぎるぜ この人生ゲーム